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ニューヨークでMV撮影する方法:SIDE CARを通して②

2019年10月にニューヨークでSIDE CARのMVの撮影を行いました。現在コロナの影響により都市封鎖が行われ、このようなMVも撮影できない状況となってしまいました。その土地に降り立った瞬間から、街の華やかさ、活気に高揚感を感じ、ストリートでは沢山のアートが飾られていて、エンターテイメントに携わっている人間は誰だって憧れる街だと思います。一刻も早く、あの街の活気を取り戻せるよう心から祈ります。
そして撮影してくれたAlexとは今も連絡が取れず、とても心配しています。どなたか連絡取れる方がいたら繋いでいただけると嬉しいです。

This is an MV shot in New York in October 2019. Currently, due to the influence of corona, the city has been blocked, and it has become impossible to shoot such MV. From the moment I arrived the city, I felt the liveliness and vibrancy of the city.A lot of art is displayed on the street, and I think that anyone who is engaged in entertainment is a city that they yearn for.I pray for the vitality of that city as soon as possible.
I'm still worried that I can't get in touch with Alex who filmed. If anyone can contact him, please contact me.
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このnoteでは昨年撮影した楽曲SIDE CARのMVのニューヨークでの撮影までの経緯について記載します。見たことがない方は是非下記のMVをみてみてください。やはり映像における場所の力って本当に大きいです。

2019年7月
この楽曲は作詞作曲ともにJumuno.kさんが担当しています。アルバムSIDE CARのコンセプトが固まった後、暗闇の中を光に向かってSIDE CARに乗った大切な仲間と共に歩んでいく。そんなコンセプトソングを作りたく、Jimuno.kさんと相談しイメージを膨らませながら楽曲制作を行いました。この楽曲が完成した時、日常から離れた異世界をどうしても表現したく、日本ではMVが成り立たない、海外で撮りたいという気持ちが湧きました。しかし、もちろん海外に知り合いなどいるはずもないので現実的ではないなぁと思いながら一旦保留に。 

弾丸で向かったニューヨークの地

2019年9月
四季折々BirthdayのMVのカメラマンを行なっていただいた白川さんが、ご家族の都合でワシントンに引っ越すことを知り、「アメリカに行けば白川さんが撮影してくれるかも」という期待を抱き、白川さんにお願いしたところなんとOKをもらうことができました。

いざ段取りなど含めて白川さんと打ち合わせをしていると、実は僕のイメージよりワシントンとニューヨークはかなり離れていて(車で4時間以上)、お子さんの面倒を見なければならない白川さんがニューヨークで撮影することはかなり困難ことがわかりました。

じゃあワシントンで撮影はどうか?とワシントンの風景をネットで調べていたところ、少し政治的なニュアンスが出てしまったり、頭の中でイメージしていた絵とは少し合わなかったので再度保留に。。

しかし、この時点でどうしてもミューヨークで撮影したい願望で頭がいっぱいになってしまっていた僕は「何か方法はないでしょうか!どうにか!」と相談していると、白川さんが現地の知り合いの知り合いの知り合い...へと繋がってくださり、ニューヨークでカメラマンを行なっているAlexを紹介してもらえることができたのです!外国の方に撮ってもらうことは全く想定していなかったのでビックリ。

そしてメールで顔も分からないAlexと連絡を取り合い、日時やイメージを共有しあいました。
Alexからの最初のメール、関係性が遠すぎて名前もPauloになっている笑

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そして「とにかく日付だけ決めてあり、MVを撮りたい」と伝えたのでした。出発の6日前に挨拶してるのってかなり弾丸でした笑

2019年10月
そして全く先行きが見えない中、いざニューヨークへ。

ニューヨークに到着!

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ニューヨークに着いてからもまだAlexとはどの日程にするか、ニューヨーク内のどこで撮影をするか相談している途中でした。全く分からないのでとにかく一人で散策し、イメージを固めていきます。話し合いの結果、マンハッタンーブルックリンで丸一日撮影を行うことになりました。

そしてニューヨーク滞在の3日目、指定されたブルックリンの朝8時にカフェで待ち合わせをして、ついにAlexと合流することに。

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死ぬほど緊張しながら待っていました。僕は英語も話せないし、どんな人か何歳なのかもわからない外国人と一日海外で撮影を行うって本当に成り立つのか...?と不安で押しつぶされそうになっていました。

8時ぴったしにカランカランと音を立てて一人長身の男性が店に入ってきました。Alexです。Alexをみて初めに思ったのは一つ

「全然白人じゃない!!」

勝手に金髪白人のイメージでメールをしていのでビックリしました。そしてなぜか安心しました、Alexはニューヨーク在住の台湾人だったのです。

とはいえ英語でのコミュニケーションはほとんどできないので本当にほぼジェスチャーで丸一日撮影が進んでいきます。

ブルックリン、地下鉄、タイムズスクエアなどイメージしていた場所のスケジュールをAlexが作ってくれていました。とても丁寧。

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スケジュールに従って一緒に移動しながら撮影をはじめました。途中Alexの指示を聞き間違えて「 NONONO !」となることもたくさんありましたが、紳士なAlexが優しく教えてくれたのでどうにか成り立ちました。その時のyoutubeで映像を一部あげましたので見てみてください。(途中alexの友人のannaが合流し撮影風景を収めてくれました)


この行き当たりばったり感、面白いですよね。
撮影を終えました。最後にAlexとの2ショット。

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日本に戻ってから今までの楽曲を担当している仁宮さんに編集していただき、めちゃくちゃかっこいいMVが出来上がったのです。

やってみて本当に楽しかったですね。異国で、現地のカメラマンとMVや映像を撮ることができるなんて夢のようでした。Payao familyにも入っていただきました。

コロナの影響で今年からはこんな撮影も当分できないと思います。本当にあの活力のあるニューヨークの姿に一刻も早く戻るよう祈ります。

そしてAlexからの連絡を待ちます。どうぞ無事でありますように。

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2枚組アルバム【Grasshopper&SIDECAR】をリリースされました。
下記がトレイラーです。

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