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海外大学院留学の真実。イギリス、工学と博士課程。 Final. エピローグ | 金 輝俊、Hwi Jun KIM

海外大学院留学の真実。イギリス、工学と博士課程。 Final. エピローグ | 金 輝俊、Hwi Jun KIM

目次

  • 日本の大学院

  • イギリスの大学院から合格通知

  • 海外大学院生活 -博士の始まり-

  • 博士課程の環境

  • その他もろもの。労働許可証とか

  • 博士の休日

  • 今思う、ベストな大学院と専門

  • 研究能力について

  • 学士課程時代からの色々な進路

  • 論文の続き

  • その後のキャリアと全体感

  • 博士課程でやり残した事

  • 研究方法論

  • 勉強とか進路とか

  • 博士は色々難しい

  • 博士のコース設定

  • 理想の大学院

  • 大学院後のキャリアプラン

  • 大学院と社会と国家

  • 博士号に対する見解

  • エピローグ

勉強とか進路とか

学部の授業中、何を考えていたのか?自転車にどうやって応用するか、どうやってプログラミング可能にするか、そればかり考えていた。あと、材料なら曲げを頭の中で動かしたり。そんな事の影響で大学院では解析派になったんだと思う。学類の時、先生が授業中に全員に関数電卓で微分方程式に数値を入れなさい、と言ったが、意味無しだと思って、やらなかった。そこをしていたら、大学院では数値実験屋になっていたかもね。とかいいつつ、別の所でも書いたかもしれないけど、C2cube/CLONでは数値実験屋になったんだけどね。とは言え、デジタルラグランジアンで材料だけでなく、人工心臓でさえも解析可能になったはず。普通は有限要素法で数値実験かもしれないけどね。そのまま機械系に残ったら、材料と流体の2つを制御とダイナミクスの応用分野としたかもしれない。

何故、大学院の進路で東大じゃなくて、京大の名前を出したの?東大が日本トップじゃないかな?偏差値表上はともかく、筆者は日本トップの大学は京大だと思う。あとは全部トップ10グループ。京大はノーベル賞受賞歴が凄すぎる。筑波は設備もかなり充実していて、諸々の制度も面白く、学際性に富む。サイバニクスは凄すぎて何も言えない。ただ、全体的に見たら、やはりトップ10グループかな。東大?100本以上制御工学と機械工学の論文読んだけど、東大の論文読んだ事無いよ。小柴先生以外にノーベル賞出してたっけ?

イギリスも一応、大学ランキング出しているけど、あまり意味はないと筆者は思っている。何故なら、切り口や評価方法によって、いくらでもランキングは変動するから。アメリカも多分、そうかな。日本は模試の結果などを用いて、偏差値を数値化して、厳密化しているのかもしれないけど、実務家で採用する側から見ると、国立中堅以上なら、どうでもいい、という結論が出ている。とはいえ、筆者は学部編入先に京大でなく、筑波を選んで正解だったと思う。なぜなら、学際性に富み、色々面白い大学だから。

そこまで言うなら、東大って必要ないの?答えはNo。チーム編成上、東大は東大で必要だと思う。天才の京大。秀才の東大。異才の筑波。この3トップでトップマネジメントを固める。ミドルマネジャーは早稲田、慶応。下士官をMarch。現場を高卒か高専卒で固める。そうすると、上手く行くんじゃないかな。昔、巨人が全員他球団の4番で埋まって、上手くいかなかったでしょ?それと一緒。別に学歴が全てと言うつもりはないけど、あくまでも目安で。

博士は色々難しい

海外大学院に行きたくて、オファーをもらったけど、奨学金をもらってもお金が足りない。どうしよう?tuition feeによるけど、大体の場合、工学修士か工学博士なら、生活費も含めて、銀行から借りた方が得だから、借りた方がいい。借りる予定の額と将来の収入を天秤に掛ければ分かる。一回、計算してみれば?いきなり就職するより、大学院で修行した方が、工学なら経験的にも収入的にも絶対にいい。ただし、M.PhilとPh.Dはオリジナルだと認められないと、VIVA(最終口頭試問)に通らなくて、学位は取れない。覚悟する事。ヒントは、アカデミックプレゼン、工学の社会への応用、ROI。

工学系。正直、博士に行こうか迷う。できれば、海外博士。国内でも、旧帝/筑波なら行った方がいい。技官はコピー取りは流石にないが、企業は作業が多くて、丁稚がある。博士で集中的に考えた方が、後に伸びる。社会人の方が、成長する?それはないね。インターンでたまに年間、1-2ヶ月働くか、修士の後、1-2年くらい働いて見れば、博士の方がいいって、実感できると思うよ。学振を取れれば絶対、博士。JASSOと授業料全額免除でもいいんじゃないかな。

博士はきつい。でも、研究したいし、やっぱ、博士欲しい。どうしよう?今思うと、筆者の海外博士への一番簡単で良い道のりはM.Philの後、デンソーUKに行って、WarwickのパートタイムPh.Dコースへ行くこと。RAが三年目に出ても、月10-15万で楽しくは過ごせるけど、博士はストレスが溜まる分、ちょっと少ないかな。中国人の先輩は買い物しまくってたみたいだね。ドクターコースに2年いれば教育は十分だから、デンソーUKでパートタイムPh.Dでいいんじゃないかな。

Coventryの先輩にCoventryでMaster of Science by Researchを制御で取って、ジャガーの研究開発部門に就職、WarwickのパートタイムPh.Dコースに行った人がいる。デンソーUKに行ったら、多分、フィーがフルタイムで420-500万の間だろうから、M.Philなら多分、労働許可証取れるんじゃないかな。

Warwick周辺のstudioのフラットに住んで、家具はそこそこいいの買って、パソコンはLinux/ThinkPadで家でも会社でもC++/OpenGLがいいんじゃないかな。就職するなら、銀行借入で、新品のパソコンと家具買えるし。

週末のバーミンガムの中華は相変わらず。水曜は早上がりして、パブかジムかな。博士単位取得満期退学の人と違って、M.Philでコアはできていたし、パートタイムで3年から5年かければ、普通にやっていれば、制御でPh.Dを取れただろうね。筆者は別の目的ができたから、制御とメーカーの道をやめただけ。日本なら、論博がこういう事にあたるんだろうね。

博士のコース設定

日本の大学院、特に博士課程の問題点ってなんだろう?結論から言うと、既にほうぼうで書いているけど奨学金が最大の問題点。筆者はEU外から来たから授業料免除だけで終わったが、EU内なら、給与も人によっては出る。EU外でも給与は人によっては出る。筆者はあと1-2年残ったら、RA出たかもね。何故なら、2年目で研究能力を証明してみせたから。学士課程後、いきなりRAは無理だった。日本には学振とJASSOがあるけど、JASSOは貸与。奨学金ではなく、学生ローン。筆者もHSBCから借りられたけど、やめておいた。

国内大学院は人数も多すぎ。イギリスのPh.Dグループはマスターで優等卒業以上じゃないと入れないし。CoventryでのPh.Dの同期は自分を入れて全員で3人だった。中規模研究グループ内での話ね。School of MIS全体で多分、10人くらいかな。

また、日本の大学院は全体的にヌルい。もっと激しくすべき。そこの鍛え抜き感次第でその後が全然違う。とは言え、学振とかJASSOでどうにかできなくはない。できれば、学振。博士も就労経験の一つだと思うが、たまに一年か半年くらい休学して、どっかの企業で長期インターンして、企業経験積むのもいいと思う。アカデミクスに残らないなら、就職活動なしで、内定貰える場合もあるし。ただし、ABDになった後。ABDになれないと駄目。

日本でM.Phil課程を作る時はどういうコースデザインにすればいいんだろう?学士課程終了後、3年のコースとする。入学要件は学士課程で成績と課外活動でdistinctな結果を出す事。具体的には1.成績でFirst Class#か、2.Upper Second以上でかつ、課外活動でdistinctな結果を出す事。これ以上細かい要件は作らずに、コミッティーが総合的に判断する。最初の半年を基礎となるコースワークと基礎論文を勉強する期間とする。研究題目は入学半年経過後に指導教官の指導の元、設定する。ただし、大枠は入学直後に決める。

研究題目のディフェンスが成功したら、その後に進む事ができる。同時にpost graduate diplomaとABD for M.Philが授与される。後の2年を研究と論文執筆にあて、最後の半年をVIVA(最終口頭試問)準備とVIVAに充てる。研究指導は全て、マスターレベルでなく、ドクターレベルで行うこと。学位取得要件は1.最低でも一本の学会発表と、2.VIVAで主査と副査が認める事。副査は別の大学から招聘する事。主査は指導教官以外の同分野の教授とする事。3.1ヶ月以上のサマーインターンでB#以上をとる事。High Distinctionを取得できたら、Ph.D取得、M.Phil/Ph.D課程飛び級卒業とする。

理想の大学院

大学って作れるかな?学部レベルで勉強するだけなら、どっかの大学のシラバスを参考にして、教科書買ってきて、自分で勉強すれば十分なんじゃないかな。もちろん、勉強は重要なんだけど、本当の大学の価値はそこにあるんじゃないけどね。大学院は日本のはあまり知らないけど、イングランドは徒弟制度の一種だからね。GitHub、Slack、Zoom、カフェを組み合わせて議論しまくる場にすれば出来るんじゃないかな。シェアハウスを噛ましても面白いかもしれないけど、やりすぎかな。

数学、コンピューターサイエンス、金融/経済、マーケティングとMBAなら、ノート、方眼紙、ペン、関数電卓、ノートパソコン、サーバー代わりのデスクトップパソコン、スマフォ、光回線で研究できるからね。制御はギリギリ、その方法論でできなくない。

問題は図書館かな。本はAmazonで買えるけど、問題は論文。IEEEをちょっと購読するくらいはできるけど、論文誌カバレッジ率90%とか個人じゃ無理。国立国会図書館は少なくとも昔は全面閉架だったからね。使いづらい。全面開架にならないかな?できれば、全部スキャンしてほしい。渋谷スクランブルスクエアで似たような試みしてたんだったけかな?ちゃんと調べてないけど。ある人から指摘入ったけど、制御はちょっと違うけど、専門分野の集合がなんか、渋谷/六本木っぽいね。Oxfordを超える世界最先端の大学院大学作ったら面白いのかも。

コードネーム:NMDカレッジ

NMDカレッジ設立の趣旨は単純。日本には石油も資源も無く、国土も狭い。人材が全て。そして、一人辺りGDPで見るともはや日本は先進国ではない。大学の国際競争力は欧米の大学に劣る。データサイエンスやAIを始めとして、数学とコンピューターサイエンスが勃興しているが、最低でもマスター、できればドクター人材が必要とされる。金融は経済の大動脈だと思うが、日本は金融で諸外国に遅れを取り、経済の発展を妨げている。数学とコンピューターサイエンス、経済と金融は頭脳戦に持ち込めば、研究資金もあまり要らない。

また、専門性だけでは実業の世界では上手く行かず、最低でもMBAと理工系あるいは経済/金融の専門とのダブルマスターが要求される。筆者の経験上、異分野の組み合わせで議論をしていると、新しい発想に至ったり、物事の理解が深まったりする。その経験は教科書や論文では得られない。そのためには、共有スペースを核とした動線設計のフラットシェアが最適ではないかと思う。從って、日本の国力増強のために、数学、コンピューターサイエンス、経済、金融、マーケティングとMBAが融合した世界トップレベルの新大学院大学を設立すべきではないかと思う。

大学院後のキャリアプラン

2年目の途中から投資銀行/ITを志望するようになったけど、以前はどういうキャリアプランだったのだろうか?最初は機械/システム制御工学-海外博士卒でアカポス狙い。途中で企業研究所。でいいじゃんと気付き、中堅まで含めれば結構数あるだろうし、どうにでもなるだろうと思ってた。実際、IT企業に行ってNLPの研究開発してたし。今思えばかなり先進的な研究してたし、30億円の資金、10人位の研究開発スタッフ、5人位の開発サポートスタッフとバックオフィススタッフ、10年の歳月、執行役員Chief Research Officer 兼 Chief Product Managerの正式なポジションがあれば、Googleをぶっちぎれたかもしれない。事実上のポジションではなくてね。

最近、AIが主流になってきて、時代が十数年前の自分達にようやく追い付いてきたと思う。時代の先を行き過ぎていたのかもしれない。例えば、サイバーエージェントも最近はAIに熱心みたいだけど、10年ちょっと前の我々に張らなかったし。

院卒後の志望業種に何で、戦略コンサルティング業界を入れなかったの?経済のグローバル最適化出来たかもよ?投資銀行本部なら、ファイナンスの専門性が付く。戦略だとジェネラリストになるのかな、と分かって無いなりに思った。これは今思えば、ちょっと違う。戦略立案の専門性はあると経営企画を経験したから、分かる。だけど、あるファームの事例集一覧を見るとそこまで難しい事をやっているとは思えず、どうやってバリューを出しているのかと思う。

まあ、そういうのは私が変えちゃえばいいのかもしれないけどね。あるいは、私が元室長だからそう思うのかもしれない。室長は会社の仕組みとか色々変えられるし。

他でも多少書いたように、IT、戦略、ファイナンスをインターンでグルグル回って、実地で経験して、決めればよかったのかもね。

仮に、M.Philの後、機械系メーカーに行ったら、どういう経歴になったかな?メーカーの基礎研究グループ所属でWarwickのパートタイムPh.Dを3年間兼任。ただし、指導教官はCoventry。Ph.D取得。3年間の基礎研究の後、INSEADでMBA取得。経営企画室に5年勤めて、経営企画室室長かな。そして、5年後に退任して、個人事業主相当の戦略コンサルタントに。UKの市民権は取得済みの設定。結局、今と似た感じになるのかな。

PEファームも興味深いけど、ファンドがないとダメだし、コンサルで個人事業主のが時間のコントロールしやすいし、気楽だから、そっちの方がいいかな。

大学院と社会と国家

なんで、Ph.Dを取らないでM.Philで終わらせて、統一朝鮮半島を始めとする経済問題の方にいったのか?理由の一つは色々あって、Ph.Dは諦めたから。主に金銭面。イギリスの銀行には学費と寮費は貸せると言われたが、別に銀行借入れで生活費も含めて全部どうにかできた可能性はなくはない。5万円/月くらいあれば、足りるので、生活費の分だけ、プログラマーのバイトを入れてもよかったかもしれない。あるいはゴールドマン・サックスJPのインターンで荒稼ぎしてもよかったかもしれない。

自分の事や自分の夢は大学院での論文で理論的には決着を付けた。Smart Material Systems、制御のかかる振動を吸収できる材料の事。院で行っていたのは基礎研究だから、実現は20-40年後先かもしれないけどね。だから、今度は他人や社会を見ようと思った。

イギリスの影響はもろにある。仮に筑波大学大学院に進んだら、普通の工学系の研究者になっていて、一生、材料、流体、デジタルラグランジアンと制御、ダイナミクスを追っていたと思う。会社名を出すと、ホンダか日産に行ったと思う。アメリカでももしかしたら、同様かもね。

イギリスの影響とは何か?ある時、スーダンでエスニッククレンジングが起きた。内戦の勃発である。すぐに新聞の一面広告で募金が募られた。街中には大抵、Oxfamショップがあって、古着を寄付できる。そして、その古着を売っている。その収益でOxfamはチャリティ活動をしているのだろう。BBCを見てれば、スーダンのようなニュースに日常的に触れる。シェアハウスで社会人と話すと教育格差の話になる。そういった環境にいたので、自然に社会に目を向けるようになったのだと思う。

院生、特に博士候補生の研究は公的目標に沿ってないと駄目なのかな?筆者は公的目標と私的目標両方のバランスだと思う。実際、今開発しているオペレーション用のフレームワークは労働問題のためだけど、ただ単に自分がミドウェア開発が好きだっていうのもある。でないと、年がら年中、VSCodeしばこうとは思わないし。

かなり昔にある音楽プロデューサーがPOPとオリジナルの中間を探すといいよ、と言っていたのをどこかで見かけたのをうっすらと覚えている。小室哲哉さんはおそらく、趣味丸出しで一般ウケしない音楽を作れるだろうけど、プロデューサーとして考えて、売れるものと自分がやりたい事の折衷案を出しているんだと思う。m-flo、宇多田ヒカルさんも同様かもと思っている。どのくらいマネタイズすればいいかも、三者三様だろうね。別にいつもミリオンじゃなくても、そこそこ儲けて、自分も潤う事は可能なはずだし。

博士号に対する見解

仮に筑波大学からコンピューターサイエンスの名誉博士のオファーが出たら、受け入れる?

筑波だから、という理由でなく、ファインマンの通例に乗っ取り、名誉学位は頂かない主義。筆者は課程Ph.D候補生がM.Phil(Upper Master)で終わらせた、そういう人。課程博士に居た人が名誉博士を貰うのは違うと思う。例えば、ビル・ゲイツさんみたいな人が名誉博士を貰うのはいい事だと思うけどね。

大学教授になるわけじゃないし、ドクターコースに2年間いたから、研究の事は分かっていて、独立して勝手に研究進められるし、M.Philでいいんじゃないかな。

エピローグ -マスターのうちに師匠を超えろ。M.Philの後の世界-

学士課程の時、何かの雑誌で読んだ。「マスターのうちに師匠を超えろ」信州大学で自転車と機械工学の勉強の日々。自転車を作るなら、例えば、材料の曲げの方程式が必要だから、とやっていて、楽しかった。筑波大学に行ってからは、制御をやったり、複合材料、あるいは運動力学をやったりして、広く学んで、これも楽しかった。

そして、Coventry University大学院でMscを飛ばして、M.Phil/Ph.D課程に進み、博士候補生となる。最初、研究テーマと発端となる論文を渡されて、勉強していたが、途中、こちらから物理モデルと制御対象の提案書を指導教官に持っていき、承認をもらい、研究プロジェクトを正式にスマートマテリアルシステムのロバスト制御とした。

Disturbance Observerもこちらから、提案書を持っていき、ロバスト制御理論の研究がスタート。色々あって、Ph.DでなくM.Philで終わらせる事に決めた。こちらから題目を持っていき、節構成を考え、証明を持っていてるのに、すぐに証明のアラを見つけられる。なんとか、160ページのM.Phil論文を完成させた。

マスターのうちに師匠を抜けたのだろうか?答えは否だった。あと2年いればPh.Dは取れたかもしれないけどね。M.Philを取得してイギリスを去った。

日本に戻り、ITに。自然言語処理で頭角を表し、3年目でProduct Manager、4年目でChief IT Architectに。研究での株式での1億円の資金調達を決め、研究ベースのレコメンデーションエンジンを某大手通信会社に売った。

今度は、師匠を超えたのだろうか?その頃にはもう、そういう事は考えていなかった。

学類の時、ある先生に言われた事がある。「20年経ったら、バトンタッチの時が来るよ」。その時は意味がいまいち分からなかったけど、今は分かる気がする。

Chief IT Architect、Project Managerを経て、グロースハック室 室長に。そして、起業。45歳から本番という設定にして、日本の国家戦略を執筆、提案。Webで公開した。筆者はインプリはやらない。日本は戦略的に復活可能だと思っている。後は戦略コンサルティング、フレームワークの研究開発と執筆でもしようかな。戦略コンサルタントの対象業界?制御と戦略両方分かるから、自動車会社の戦略コンサルでもやって、スマートマテリアルシステムの実現を追いかけて、エネルギー問題に貢献するのもいいのかもしれない。そうやって、現役の後押しをして、次世代に繋げようかな。

著者略歴

金輝俊 / Hwi Jun KIM
戦略コンサルタント 兼 ITアーキテクト

ハイテクITベンチャーのProduct Manager / Chief IT Architect、Webベンチャーのグループリーダー、外資系IT企業のProject Manager 兼 Systems Architectなどを経験。会社を離れて数年後、Webベンチャーと外資系IT企業グローバル本社は、それぞれ東証マザーズとNYSEに上場した。

ファッションテックベンチャーのグロースハック室 室長 兼 システム開発部スペシャリストに。30人4部門を参謀長として指揮統括し、約10億円の株式による増資に成功。シーリズCへと導く。その後、起業。NMD Soft, Principalとして活動を開始。

社会貢献活動として、原爆の実相を伝えるためと、東日本大震災の解析のために、Nagasaki Archive、Hiroshima Archive、Mass Media Coverage Map of The East Japan Earthquakeなどの開発と一部企画に関わった。

主な著作にThe Real M.Phil Thesis: The Mathematical Foundation of Smart Material Systems / Yet Another Mori-TanakaMBA Thesis: The Modern Strategy from Japanがある。

筑波大学 第三学群 工学システム学類 学士(工学) First Class (イングランド基準。70%以上がA評価)

Coventry University大学院 Control Theory and Applications Centre, Master of Philosophy (Upper Master, Research Degree)。飛び級入学。返済義務無し奨学金付き。

主な受賞にアレスエレクトロニカ展Honory mention、経済産業大臣賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品など。

詳細なプロフィールはこちら:https://www.khj1977.net/profile/

以上

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