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バイオダイナミック農業講座を読み解く 読書会の感想 2023年5月

「はじめに」
にわかに注目されているバイオダイナミック農業
ルドルフ・シュタイナーが農業について講義したものを本にしたものが「農業講座」です。コロナが始まってから、竹下哲夫さんをお迎えし、オンラインで農業講座の読書会を開催しています。それについての個人的な備忘録です。
※ 
参加希望の方はご連絡ください。

「つまり植物中の 混沌状態 となったものに対して補充してやるために必要とされるだけの(家畜の)排泄物を与えるのです。」
(バイオダイナミック)農業講座のP82 2行目
  
この「混沌状態」とは植物が分解した腐植のことだとほのかに考えていましたが、そうではなく「種子」について言っているんだろうなぁと、ようやく気がつくようになりました。
  
なぜ動物の排泄物を与えるのか? 何を補充しているのか?
  
おそらく動物の糞には、植物の腐植や人糞には含まれてない光(宇宙由来)が含まれているからだと思います。

混沌状態によって植物中から失われた、光。
それを動物の糞によって補っていくということ。
と考えるとこれまでの流れで辻褄が合ってきます。

たったこれだけですが、僕にとっては「そうなのか!」
と、ちょっと衝撃的なことでした。

「では、種子形成をする前に収穫する作物(葉物とか)はどうなるのか?」
という新たな疑問も生じてきます。

ここまで書いたことも、今までの講義の中でのキーワードを繋げただけなので、合っているのかどうなのかも含めて、来月質問してみたいなぁと思います。
(今回読んだところの大半は、鳥と昆虫と森との関係について。
 森がたくさんあると、植物も繁茂してくるよ、ということだった。
 逆に森を減らすと繁茂しなくなるよ、と。)

学習を始めて足掛け5年。
ここまで繋げていくことができるようになりました。自分で読んだだけでは、一生かかっても理解できていなかったと思う。
「農業講座に本気で向かい合い、読み取ろうとすることで、農業講座から源泉の如く無限に学びとれる」と竹下さんは冒頭で力説していました。
現場で働いていると、どうしても「すぐ結果につながるもの」を求めてしまいがちです。
月に一回、このように本と向き合い、参加者と共有することで学びが深まっていき、なんらかの形で現場に活きて来るんだろうなぁと思います。。



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