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世界に一つ,花を咲かせたい

Crepeです。寒いです。おうちから出たら2秒で帰りたくなります。気温がマイナスの中自転車に乗り後悔しています…

早いもので12月ももう折り返し。今年も残すところ何日かを意識する時期になりました。大掃除から仕事納め。12月といえばいろんなものを整理したり、来年に向けて心新たにするための準備する方も多いのではないでしょうか。

私の研究室では今日送別会が開かれました。コロナの情勢もあり少人数で開催し、他のメンバーはwebでつなぐ新しいスタイルの送別会でした。

中国、インド、バングラデシュから来られたポスドクの方が一斉に帰国されることになり、今回の会が開かれました。コロナの情勢や、母国のご家族の事情であったり理由は様々ですが、みんなが一斉にいなくなってしまいとても寂しいです。特にバングラデシュの方は共同研究のチームメイトとして一緒にする時間が長かったので、特に思い入れが深かったです。それだけでなくおうちの引っ越しの際には通訳に入ってあげたり、インフラの連絡を代わりにしてあげたりと生活のサポートもしていたので、年齢は一回り違いますが友達のような感覚でした。

会が進むにつれてバングラデシュ人の方の番になり私からプレゼントをお渡ししたのち、軽くスピーチをいただきました。みんなへの感謝。家庭が落ち着いたらまた戻ってきたいこと。様々に話していただく中で彼の目から涙がこぼれていました。言語は違えど心からの感謝を伝えてくれているのが伝わってきました。私も思わず泣いてしまいそうになりました。

国は関係なく、研究を志すもの同士が力を合わせたとき、心を合わせたときにその人その人が持つ本当の力を発揮できるのを実感しました。だからこそ国同士で別れていがみ合うのは本当にもったいないと思います。中国では「戦狼」外交と呼ばれる好戦的な外交手法になりつつあるというニュースを最近聞いています。過激な姿勢で知られる趙立堅副報道局長はファイブアイズの5カ国に対し

(中国の主権や安全を損なうなら)その目をくりぬかれないよう注意しろ

とまるで敵視しているかのような発言もありました。かつての冷戦とまではいかないまでもまだまだ国同士が軋轢をなくすには長い長い道のりであることを感じます。

国というと規模が大きすぎますが、個人、目の前にいる一人に心を開いて接すること。地道かもしれませんがその積み重ねがいつか花開き、世界の人々が本当の意味で一つになるための一歩になるのではないでしょうか。

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