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熱狂を生み出す「プロダクト開発の根本思想」について

はじめに

Hubbleで代表をしている早川晋平です。この度、素晴らしい投資家の皆さまにご出資、応援いただき、良いシリーズAが無事クローズできました。今回の資金調達は、シードから出資いただいているDNX Ventures、Archetype Ventures、マネーフォワードに加えて、新規でSalesforce Venturesにご出資いただきました。
お客様、投資家を含むHubbleチームの皆さま、本当にありがとうございます。

20210314_資金調達リリースバナー_A
https://hubble-docs.com/news/series-a.html

このnoteでは、“熱狂を生み出す「プロダクト開発の根本思想」について” 書いてみたいと思います。

そもそもHubbleとは?

Hubbleは、150社1万人*が利用する、“あらゆるツールと連携して、早く、正確な契約業務を構築する”クラウドサービスです(*2022年3月末時点)。
当初は契約書をGitで管理するという思想の元、バージョン管理をメイン機能として開発をスタートさせました。今ではさまざまなサービスと連携し、契約書業務全体を管理・効率化できるようになり、「契約業務の基盤」として提供しています。

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簡単に、Hubbleの開発思想について書いてみたいと思います。

Hubbleのプロダクト開発の根本思想

①熱狂的なファンを作る

Hubbleは「熱狂的なファンを作る」をとても大切にしています。(この考え方を維持するのは意外と難しく、みんなに好かれるサービスを作ろう!となりがちで、自分も何度も葛藤しましたし、しています)
現在値では、大変ありがたいことに継続率は99.6%と、非常に高い水準です。また、Slack、クラウドサイン、Google Workspaceを使うユーザーのNPSは+7.69と異常値を出しています。ユーザーの皆様、誠にありがとうございます。

結局どれくらいの「お客様の愛」があるのか?が私は大事だと思っていて、その愛の深さ、総量がプロダクト(もちろん会社)を成長させてくれると思っています。あとは、シンプルに熱狂的に好きで、応援してくれている人たちに囲まれている、そんな人生は幸せですよね。Hubbleのロゴがハートに見えるのにも、そんな背景があります。(すみません、正直後付けです笑)

みんなが欲しがるものでなくても良い、特定の人でも良いから、熱狂的に欲しがるサービスを作っていきたいと考えています。

(GitHubはTシャツの売上でその愛の量を測っていたこともあるそう。Hubbleでもいつかやってみたいな…)

②リプレイスではなく、共存とアップデート。全体最適を

「既存システムのリプレイスではなく、共存とアップデート」これはCLOの酒井がよく言っていますが、非常に良い言葉だと思いますし、これが我々の根底にあります。要はお客様の仕事の中心は何か?契約業務だけでなく、仕事全体の全体最適とは何か?を常に考えています。契約業務に個別最適されたサービス、自分だったら使えないし、使いたくないと思います。お客様の日常にもっと寄り添いたい、そんな価値観が私たちにはあります。

(具体的に契約業務は、締結まではチャットやメール、承認はワークフロー、締結は電子契約、紙、締結後はGoogle Driveなどツールがまたがります。今あげたツールは全て、会社のさまざまな業務でインフラになっているはず。だから自分達はそこをリプレイスしにいこうとはしない。共存し、アップデートすることで、価値を高めたいと考えています)

③お客様に迎合しない!自分たちの「こうあるべき」を大切にする

必ずしも「お客様の要望を叶える = 課題の解決」ではないこと。お客様が解決したい!と思っていることの根本を探る。もっとわかりやすく言うと、そもそも課題が発生している理由に目を向けて、そこを排除する。お客様が気づいていない事実に光をあて、Hubbleが鮮やかに解決する、そんなプロダクト開発をしたいと考えています。(リーガル系のキャリアがない自分がリーガルテックの代表を務める意義もそこに感じていたりします)「自分達がHubbleに伝えた課題がこんな感じで、解決されるんだ!いいね!クリエイティブ!」と、お客様から言っていただける、お客様がワクワクするような体験を作っていきたいと思っています。

④自分たちが信じていることを信じている人と仕事をする

サイモンシネックのこの動画が、私は大好きです。これは社内に限らず、お客様との関係性でも重要だと思います。良い意味で迎合しない。自分達は、お客様の未来を託されているし、「こうなるべきだ!」というお客様側の意志も大切。相互に依存しあい、成長していく関係だと思っています。

最後にちょっと展望

Hubbleの中長期で目指すところも最後にちょっとだけ書きます。詳しくは、ぜひMeetyでお話しさせてください。したいです。

契約業務だけではない、仕事全体の最適化を行う

Hubbleはみなさんの仕事全体の契約業務を担当しているというスタンス。例えば、情報が全てHubbleに集約される状態を作り、その契約情報をHubbleがHubとなってさまざまなシステム※にAPI経由で送り、必要な人に正しい情報を届ける世界。リプレイスではなく共存。
※ 顧客(取引先)管理・請求管理・ワークフローなどのサービス

契約業務の摩擦をなくし、ストレスのない体験を

取引スタート(契約コラボレーション)の最速化を目指す。契約業務に最適化したコミュニケーションを実現し、提供する(メール・Wordファイルの応酬からの脱却、ストレスの無いやりとりを実現)

最後になりましたが、いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
私たちは、これまでも、これからもお客様の声を聞き、プロダクトを開発していきます。根本にあるのは、Hubble社と関わってくれた人には、ちょっとでも幸せを届けたい、仕事に彩りを提供したい、そんなことを考えているのかもしれません。

引き続きよろしくお願いします。

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