わにわにはお風呂が大好き。
じゃばじゃばお湯を溜め、おもちゃを浮かべ、
あぶくを飛ばし、歌も歌う。
そして最後はお湯にもぐり、じーっと温まる。

わにわには、お風呂を
思いっきり楽しみます。

この絵本は、言葉が面白いです。
響きが愉快で、真似したくなる言葉が
たくさん出てきます。
今回は、１才後半〜２才半頃までに、
つむぐが気に入って使っていた言葉を
紹介します。

その１
「じょろろーん！」

これは、わにわにがお風呂に
飛び込んだときの音。

つ：わにわにのおふろ。
　　みんなにみえるようにしよーっと！

２才２か月頃のこと。
つむぐがそう言って、
絵本をこちらに向けながら
読み聞かせてくれました。

絵本をパラパラめくり、
「じょろろーん！」のページがくると、

つ：じょろーん！

めくり方がランダムなので、
ページが進んだり、戻ったりしています。
するとまた、

つ：じょろーん！

つむぐは一人で絵本をめくりながら、
このページが開かれるたびに、
何度も「じょろーん！」「じょろーん！」
と満足そうに言うのでした。

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その２
「ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ！」

つ：ぐにっ　ぐなっ　ぐにっ　ぐなっ！

１才１０か月頃のこと。
つむぐがずりばいの格好をして、
体をよじりながら床の上を滑り始めました。
わにわにの真似です。

わにわには　おゆからでると
タオルで　からだを　ふきました。
ぐにっ　ぐにっ　ぐなっ　ぐなっ

わにわには、全身をよじりながら
お風呂上がりにタオルで体を拭いています。
つむぐは、その姿が気に入った様子。

特に帰宅後、靴を脱がずに、
ずりばいをやりたがります。
靴を履いたまま家の中を歩いてはいけないと
知っているのですが、「ぐにっ　ぐなっ」なら
セーフだと思っているようです。
アウトだよ。笑

２才４〜５か月の頃には、
浅く水を張ったプールでも、お風呂でも、

つ：ぐにっ　ぐなっ　ぐにっ　ぐなっ！

ずりばいの格好で手足をバタバタさせて、
水を飛ばして楽しむようになりました。

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その３
「ぷー　ぷー　ららら
　ぷー　ららら」

これは、わにわにがお風呂で
あぶくを飛ばしているときの音。

２才２か月頃、
つむぐが自分でめくりながら
読んでいました。

つ：あぶくをとばちます！
　　ぷーぷーらららー
　　ぷーらららー。
僕：おぉー、すごいねー！
つ：ぷーぷーらららー
　　ぷーらららー！

大好きなので、何度も言います。笑

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その４
「うり　うり　うり　うり
　オーイェー」

これは、わにわにが
シャワーの口をマイクに見立てて
歌っている歌。

１才１０か月頃のことです。
消防車のパズルで遊んでいるとき、
ピースが一つなくて、
僕が見つけて取ってあげました。

つ：しょうぼうしゃ　とってくれた。
　　パパ　ありがとう。
僕：いえいえ。どういたしまして。
つ：うりうり　おーいぇー！

「いえいえ」という言葉から
「おーいぇー！」を
連想したようです。笑

２才２か月頃、
妻が読み聞かせをしていると、

つ：うたもうたいます。

と言って、わにわにが歌う
ページを探し始めました。

妻：もうちょっと前じゃない？
　　歌を歌うのは。
　　えーっと、これだ。
つ：わにわには　うたも　うたいます。
　　うりうりうりうり　おーいぇー！
　　うりうりうりうり　おーいぇーい！
　　うりうりうりうり　おーいぇーい！
　　うりうりうりうり　おーいぇーい！
　　ぁはあ！

満面の笑みを見せてくれます。
楽しいね。

２才６か月頃には、
懐中電灯をマイクに見立てて、
「うりうりうりうり　おーいぇー！」と
ノリノリで歌っていました。笑

絵本の言葉が
僕らの共通語になっていくのは
とても楽しいです。

『わにわにのおふろ』
小風さち文、山口マオ絵
福音館書店、2000年