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実は結構頑張ってるやん

昨日、持病の診察と同時にカウンセリングを受けている時に出た話で、今朝のTwitterでのつぶやきでも書かせてもらった。

私が娘を産んだ病院では、退院前日に2週間検診と1ヶ月検診の予約を同時に取る。田舎町の病院だけれど、しっかり診てくれる病院だっと思う。

里帰り出産だったので、8ヶ月最後に実家に戻ったけれど、タイミングが悪すぎた。

同居していた祖母が暴力を伴う認知症を発症し、強制入院になった。
薬で暴力を止めるまではかかったけれど、精密検査をするとパーキンソン病も発症しているとわかり、実家は私の出産で嬉しいはずなのにどんよりしてしまった。

私のお産は難産ながらも、無事に生まれてくれた。

実家に戻ってから、母の手伝いがあるのかと思いきや、洗濯と食事は手伝ってくれたけれど、他は何にもなし。ひとりで何もかも抱え込んだ。

予約していた検診は母が付き添いしてくれるかと思いきや、祖母の容態連絡が家に入ることがあるし、当時飼っていた犬が白内障と子宮癌で弱っていたので目を離せないからと、私ひとりで運転をして病院に行った。

周りは、実家のお母さんや旦那さんらしき人が付き添いでいるのに、ひとりで我が子を連れてきた私は、心細くて泣くのを堪えた。

肥立の悪さでフラフラするし、気分は悪いのに運転しなきゃいけないしで、「なんでお母ちゃんついてきてくれないの!」と帰ってから怒ったことはある。

ところが、カウンセリングの中で振り返ると「私って結構頑張ったやん」と気づかされた。

なぜかというと、私と同じ日に調乳実習でご一緒した方が、検診日が全て同じで時間も一緒で出会ったが、一人で赤ちゃんを連れてきていた。

旦那さんは休めないし、双方のご実家が遠くて、ご病気を持っているので頼ることができないから、ひとりでするしかないと話されていた。

マタニティビクスでできた友達も、家庭事情(細かいことは内緒)で親に頼れないからと、全て一人で頑張っていた記憶がある。

これは、誤解はして欲しくないのだけれど、「お母さんがついてきてくれるお家はいいなぁ」と妬んだり羨ましがっているわけではない。それは理解して読んで欲しい。

家庭事情によっては、お母さんひとりが全て産まれたての赤ちゃんを連れて病院にいくことはあるって話。もし、お母さんや旦那さんがお手伝いしてくれるのなら、すごくいいなぁと思うし、助けてくれる人がそばにいれば、慣れない子育ても、スタートがよければやりやすいと思う。

自分の子供の育て方がいいのか悪いのかって、比較はできないし、その時の対応がよかったかは、年月を経過しないとわからない。

持病発症後、当時の母の対応を恨んだけれど、結局は自宅に帰ってから、ひとりで走り回ったし、泣いたり笑ったりして、そして娘は今年の春に高校生となった。振り返ると、母のしたことは、いざとなった時にひとりで判断しなければいけないという対応力をつけてくれたから、結果往来なんだ。

さらに、昼間はひとりか娘がいる時に、困ったことがあれば、なんやかんやで、昔父や母の手伝いをしていた時のことを思い出して、トンカントンカンと何かはしていた。

流石にできないことは、実家に電話したり、相談できる人にお願いしたり、子育てもなんやかんやで保健師さんや保育園の人に相談して乗り切ってきた。

子育てに特化した話になってしまったけれど、いざという時「お!自分ってこういうことできるんや!」と自慢できるような気づきっていきなりやってくる。その気づきを覚えておいて、何かに応用すると、楽しいことがやってくる。

その楽しいことがやってくることを、心の片隅に残しておいて、毎日を丁寧に過ごしていこう。

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