【2023年保存版】全ロボアドを1年間運用した結果【2/2】

序文

「よーし、ランキング形式で纏めて連休中に読んでもらうぞー!」という気持ちで纏めていたら膨大な量になってしまって途方に暮れているnoteがこちらです。

最後まで書いてて思い出したのが、マイナンバー取得前に全部試して面倒さを確認した上でトライしたのだった。なので、マイナンバー取得したらもっと簡単に口座開設とかもできると思います。すみません!

前編はこちら

ルール説明(*再掲)

単純にランキング順に説明しても面白くないと思うので、自分にとって当時一番気になっていたポイントを元に評価をして順番に解説。

評価ポイントは以下。

  1. 申し込みの手間が少ないこと

  2. 運用開始までの日程が短いこと

  3. 投資額や積立金に自由度があること

  4. 結果が見やすいこと

  5. 満足度が高いこと(運用額含め) ★総合ランキング

1 申し込みの手間が少ないこと(気軽さ)
これは言わずもがな。簡単に始められることが大切なので、どれだけ楽なのかは重要である。結構大きなポイント。

2 運用開始までの日程が短いこと(即日性)
実際に運用してわかったことなのだが、入金までの時間と運用開始までの時間に差があるために「投資をしている感」に大きな差が生まれるため。

3 投資額や積立金に自由度があること(自由度)
投資に大事なのは「長期・分散・積立」は定説である。ただ、それが毎月100万円積み立てられる人と1000円積み立てられる人とそれぞれ事情が異なるわけだが、投資額が少ない人を顧客とみなせているかどうかも一つのポイントとなりうる。

4 結果が見やすいこと(視認性)
これも地味に大切で、わかりにくいものは楽しくないし、使いにくいと見に行きたくなくなったりもする。そこらへんの好みも出てくるであろうことなので判断ポイントに入れた。

5 満足度が高いこと(運用額を含め)
これは個人的な評価が入るわけなのだが、その上で総合ランキングとして評したいと考えている。

なお、いずれのサービスにおいても「リスク許容度:最大」「リターン:最大」となるように申し込みをしている。

というわけで後半戦。いざ。

10位 カライス(運営:東海東京証券株式会社)

ちょっと軽い印象を与えてくれる

次に紹介するのはカライス

概要

またまた老舗証券会社が提供するロボアド。

沿革の一部

シンプルな設計で色々と説明をしているのだが、特に注目したいのは以下。

直近のデータに更新しながら今現在どうなっているのかを明確にしているところが好感触ではある。

評価

気軽さ:★☆☆☆☆
即日性:★★★☆☆
自由度:★★★★☆
視認性:★★☆☆☆
総 合:★★☆☆☆

口座開設には「WEB申し込み⇨申込書受領⇨資料送付⇨ログイン情報受領」という一般的なパターン。郵送必須は当然ながら糊もつけなくちゃとか小さいところがなんだか気になってしまった。

即日性に関しては、まぁ普通と言えば普通。口座開設から1週間程度で運用が開始される。

自由度は★4つ。1000円から投資も始められ、積み立ても同じくという状況なので、参入障壁は非常に低いので高評価。

視認性はマイナス評価。ただただテーブルで組んだものが表示されているだけで面白みも何もない。勧誘するときには綺麗なグラフを見せたくせに!となる。

勿体無いなーと思う表記方法

総合評価は★2つ。名前を全然別の漢字にしていることだったり、サイトの作り方とか見せ方も上手な感じもするのでそれなりの期待値もあったりするのだが、管理画面とかがシンプルで見にくい。スマホ対応にして入口の見せ方に合わせるなどすると満足度も上がるのにな、と非常に残念な印象が強い。

診断画面

診断結果

あなたのタイプは「攻撃は最大の防御」などの表現なども他との差別化ポイント。だからこそその表現に合わせて細部までこだわってほしかった。でないと楽しくない。

勝率:31.1%

運用実績推移(全体比較)

勝率は3割を超えており、全体推移よりも常に上位をキープ。公式で公開されている成績との乖離もないので嘘偽りなく実施しているところが高評価に感じている。

終わりに

過去にはこんなイベントまでやっていたのに、広報担当というか方針が変わっちゃったのかなと思ってしまうほどの代わり様。口座開設紹介キャンペーンとかやった方がいいのにと思ってしまう。

9位 Monex Adviser(運営:マネックス証券株式会社)

ロボットが主役ではなく?

次に紹介するのはMonex Adviser

概要

1999年に設立された比較的若い会社。マネックス証券といえば人事の山下さんが有名・・・のはずがいつの間にか鍵かかってたのですが、前向きなことであると良いなと祈りつつ。

かの有名なゴールドマンサックスの松本大氏がソニーと一緒に立ち上げた会社としても有名。それにしても「松本大とソニーが創った」って聞くとソニーも人名かな?と一瞬考えてしまう恐ろしさ。

この沿革絶対楽しんで書いてるよね

比較的若くとも勢いはすごく、メリットの整理もしっかりと。

特徴

一般的な意見だけではなくアメリカの例も入っていたりと目の付け所がやはり違う。

別切り口の提案も

他に特徴的なところは「休眠資産の活用はいかが?」としているところ。新規投資やリバランスに特化していた勧誘文句に対して「資産おいている人も是非」というのは新鮮だった。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★★★★★
自由度:★★☆☆☆
視認性:★★★★★
総 合:★★★☆☆

口座開設には「メール登録⇨WEB申し込み⇨開設完了報告」というほぼ2ステップで完了。最短翌営業日開設という非常に早い動き方となる。

入金してから即座に振り込まれるので即日性としても文句なしの満点。

5万からスタートと少しばかりハードルは高めな設定。おそらくON COMPASS(※後述)とバランスをとっていることが予想される。

視認性としてはさまざまなグラフも駆使されて非常に良い。特にユニークなのが「投資力診断」というもの

投資力診断

個別株などの取引もする人は自分のポジションも見えるので楽しいのではないだろうか。

総合評価は★3つ。見やすいところ、使いやすいところ、反映も早いところなど悪いところは少なく、初期投資で10万円用意してね、というところだけが唯一のネックか。

診断画面

診断結果1
診断結果2

少しばかり金融リテラシーの高い設問に答えることで注文画面が現れる。とてもシンプルなので、その設問とのバランスで少々肩透かしを喰らってしまう。

勝率:6.5%

運用実績推移(全体比較)

平均より上から下がってまた近寄って、という流れ。ただ、地合いが良くなって上がっておかねばというところで上げられず落ちる時には落ちてしまっている。

終わりに

ツールが良くても成果を上げることができないとこれより上に行くのは難しい。何がダメなんだろう?その理由が見えない限りは、そもそものサービスを否定するしか無くなってしまう。

8位 らくらく投資(運営:楽天証券株式会社)

楽天パンダ可愛い

次に紹介するのはらくらく投資

概要

楽天のサービスは「楽天経済圏」という言葉があるので、知っている人も多いのでは。

楽天経済圏とは、生活に使えるものが網羅されているので、それぞれでポイント貯めて行き来できるよね、というもの。

楽天経済圏

らくらく投資は、楽天証券の新しい資産形成サービス。

かんたんな質問に答えるだけで、5つのコースの中からあなたの性格やニーズに合った最適な投資コースをご提案します。5つのコースには、専用のバランスファンドが用意されており、それぞれのファンドは自動的に運用されるので、投資初心者の方でも簡単に投資が続けられます。

https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/special/fund/raku2-inv/

ロボアドとして期待することが盛り込まれている。

資金について

ここにもあるようにさまざまな角度から投資を始められる。これぞ楽天経済圏。

らくらく投資で選べるコース

診断後、適切なコースを選んであとはおまかせ、というパターンとなる。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★☆☆☆☆
自由度:★★★★★
視認性:★★★☆☆
総 合:★★★☆☆

口座開設には「WEB申し込み⇨ログイン情報受領」という簡易的なパターン。楽ラップと同様なので評価も同じ。

即日性は、同じ楽天証券サービスでもこちらは評価が低い。というのも、積立オンリーなのでその入金を待たないと運営が始まらない。なので丸っと1ヶ月経たないと始まらない、ということになる。

自由度は★4つ。何せ100円からできるため文句なし。

視認性は可もなく不可もなく。スマホでも見ることができる。

運用画面

総合評価は★3つ。小さくリスクなく始められるというところが一番大きい。

診断画面

診断画面

とにかくパンダが可愛いということに尽きる。だからと言って他と比べて遜色ないからとパンダで選ぶときっと後悔する。その後出てこないので会えないのだから。

勝率:25.0%

運用実績推移(全体比較)

市場が冷え込む時には同じく凹むが、平均より上を推移しているのでプラスになっていくことも比較的多い。ただ、後半になるにつれて差が減ってきているのは気になるところでもある。

終わりに

楽ラップと比較するとこっちを紹介したいと思えるサービスなので、比較的ハードルも低い。あとは紹介キャンペーンもしっかりやっているので、その点でも進めやすいのではないだろうか。

紹介キャンペーン

7位 投信工房(運営:松井証券株式会社)

100円玉が500円玉に見えてしまう

次に紹介するのは投信工房

概要

こちらも100年企業である松井証券が提供するロボアドサービス。

回顧録のインパクトが凄すぎる

特徴としては「低コスト・少額・簡単」とのこと。

ペースを自由に選べる特徴

簡単な診断を3つ目のポイントに置いているけれども、ペースを自由に決められるっていうのは大きなポイントでは?と思ってしまう。毎日100円の積立と月に2000円の積立って全然違うようでもあるけれども「タバコを1日一箱我慢するために500円投資に回しちゃおう」なんてことを設定できるのは非常に有意義ではないだろうか。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★★★★☆
自由度:★★★★★
視認性:★★★☆☆
総 合:★★★☆☆

口座開設には「WEB申し込み⇨申込書受領⇨資料送付⇨ログイン情報受領」という一般的なステップ。ではあるのだが、特筆したいところが「糊付けがいらない」というめちゃくちゃ小さいポイント。一度に申し込んでたくさん郵送することになった自業自得なのではあるが、いちいち開けて書いて入れて塗って貼って出してという工程が一つでも省かれることの気遣いに感動すら覚えてしまった。神は細部に宿るではないが、こういうところの良さってあるんだなと改めて感じた出来事だった。

即時入金は引き落としサービスもあるし、入金後2営業日で運用も開始されているので本当にすぐ始まるイメージ。

自由度としては100円から始められ、先にも述べたが毎日でも毎月でも好きな単位で出せるというのも大きい。そしてリバランスのタイミングも任意で決められるというおまけ付き。カスタマイズも余計な手続きなしでできることも評価につながっている。

視認性としては悪くはないですけどもーってところ。現状もそうなのだが、やはり知りたいのは今までの推移と今後の見通し。そこが満たされていれば特に文句もなかったのでは、と思うほど。

実際の管理画面

総合評価は★3つ。特に大きく目立つわけでもないのだが、努力賞と言ったところ。老舗ならではの意地を見せられた感じがする。

診断画面

診断画面1
診断画面2
診断画面3

複数購入する際も一括処理ができるようになっているので、極力労力をかけないで申込できるようになっている。

勝率:14.5%

運用実績推移(全体比較)

平均よりもしっかりと高い位置がキープできている。縁の下の力持ち的なイメージを持ってしまう。他のマイナスもエイヤと引き上げてほしいものだが、それは高望みしすぎか。

終わりに

ロボアドっぽい印象は全然ないのだが、リバランスの設定をしていたら勝手にやってくれている増すので、そこで納得させる感じか。
そして紹介キャンペーンも複数実施ているため、とりあえず始めるにはお得かもしれない。

現在実施中のキャンペーン

6位 ON COMPASS(運営:マネックス・アセットマネジメント株式会社)

スマホに特化したサービス!と伝わってくる

次に紹介するのはON COMPASS

概要

マネックスグループ傘下の会社なので混同しがちだが、マネックス証券とは独立した会社が運営母体。

どうでもいいけど「愛称」って凄いな

ここは広報もかなり力を入れている印象があり、周年イベントもしっかりやっている。

直近のニュース一覧

個人投資家もどんどん呼んでたりする。

投資方針

とてもシンプルにローリスクローリターンを長期で、というスタンス。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★☆☆☆☆
自由度:★★★★☆
視認性:★★★☆☆
総 合:★★★☆☆

口座開設には以下のいずれかの口座を持っておいてください、というもの。一番わかりやすいのはマネックス証券の口座開設になる&グループ会社というところでそちらに準拠させた評価とした。

提携口座(*23年1月時点)

入金後の運用開始までの反映にはかなり時間がかかった。タイミングが悪かったのかは不明だが、次回積立開始時期にならないと始まらないというもので1ヶ月ほどなので★1つ。

自由度に関しては1000円から始められるのが強みなのでここは高評価。

スマホでサクッと見られるように、というコンセプトにしてあるのだろうが、とてもシンプルな作り。ビジュアライズされたものはポートフォリオくらいなものなので、ここの評価も低い。

以上のことから総合評価は★3つ。スパッと始まってくれてツールが良くなれば1位も夢ではなさそうなポテンシャル。

診断画面

診断画面

もっとも積極型にしてはいるものの相当な結果が得られるという予測が出ている。ただ勝率を見ると本当にそこに至れるのではないかとも思うほど。

勝率:50.0%

運用実績推移(全体比較)

何度もTOP3に入っていたのは当然だと言えるほどの結果を叩き出している。大きく地合いが落ち込んでしまった時に引きずられてマイナス圏まで行ってしまっているのが残念。

終わりに

マネックスグループの中での明暗が綺麗に分かれる結果となった。それにしても全体平均がほとんどマイナスなところで勝率50%出せるのは凄いこと。もっと平均を押し上げられるように頑張ってほしい。

5位 SBIラップ(運営:SBI証券株式会社)

めちゃくちゃ強気な言葉が並ぶ

次に紹介するのはSBIラップ

概要

ファンドロボも展開しているSBI証券の提供するサービスだが、2022年3月スタートと最も後発のサービス。

どんなサービスかは簡単に動画にまとめてあった。

特徴

ポイントプログラムという楽天と同じようなサービスも用意してある。ファンドロボと比べてこっちに力を入れていることがよくわかる。

SBIラップの運用の背景

SBIラップはFOLIOという運営会社が実施している。

2021年8月31日よりSBIグループに参画しています。2020年1月には、AIを本格的に資産運用に取り入れた全自動運用サービス「FOLIO ROBO PRO」をローンチし、2021年1月からは、「4RAP(フォーラップ)」という名称で、金融機関向けに、投資一任サービス(ファンドラップ・ロボアドバイザー)の基盤システムSaaS事業を開始しています。

投資運用業者FOLIOについて

グループ内の会社なので高パフォーマンスも出せるよ、という立て付けになっている。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★★★★★
自由度:★★★★☆
視認性:★★☆☆☆
総 合:★★★☆☆

口座開設にはSBI証券なのでファンドロボと同じ。口座を持っている場合は、ボタン一つで開設できたりもする。

即日性に関しては、クレジット申し込みもできるので非常にやりやすいところなのだが、運用開始までは約一週間。そのタイムラグは合格点ではあるのだが「まだかな?」と気になってしまうことだろう。

自由度だが、SBI証券といえどもこちらは1000円からの投資になっている。商品も違うし運営会社も違うのでそうだろうね、というところ。

視認性の評価が低いのはグラフがあるにあるのだが、毎週土曜日にしか更新されない。タイミングが違う時にはテーブル情報だけから取り出すしかなくなるため。

実際の運用実績画面

総合評価は★3つ。後発なので色々とハードルが上がっていたため、もう少し諸々頑張って欲しかった。手放しで応援できるかというと、難しい。

診断画面

SBIラップは診断とかがなく、購入したものを自動で運用する形。

勝率:79.4%

運用実績推移(全体比較)

平均とほとんど同じ動きをしている。後発なので成績も良いのだが、マイナス圏を突っ走っているところもあるのでここから大幅に崩れることだってあるのでは?というところも考えてしまうために手放しで進めることはできないと感じてしまう。

終わりに

SBI証券で口座開設をしたのであればSBIラップ一択だが、どのサービスが良いかは冷静に考えたいところ。ここからの動向に注目していきたい。

4位 WealthNavi(運営:ウェルネスナビ株式会社)

さまざまな引き合いがあることが一目でわかる

次に紹介するのはWealthNavi

概要

2015年に設立したベンチャーが立ち上げたサービス。

特徴

最近はテレビCMも激増しているので既にご存知の方も多いことと思われるが、楽に着実にリターンが得られるという印象を持っているのでは。

実際の投資画面

CFOの投資実績を記載するという荒技。これは他のサービスでは見せていないので非常に大きなポイントである。

パフォーマンス参考例

なお、2021年11月からスタートしているので、ここに合わせて見ているとしっかりとプラスになるだろうな、という期待もモテる。


評価

気軽さ:★★★★★
即日性:★★★★★
自由度:★★☆☆☆
視認性:★★★★★
総 合:★★★★☆

口座開設には「診断⇨WEB申し込み⇨ログイン情報受領」というシンプルな流れでほぼ最速ではなかろうかというもの。難しいことも一切ない。

ログイン情報を受領して、入金したら即運用が開始されるというもの。ここも満点評価。

10万円以上の入金が必須というところで、ここはハードルが高いという評価。

視認性としてはもベスト。スマホアプリでも簡単に見ることもできるし、PCで見てもわかりやすい。円建て、ドル建ての評価の切り替えも容易なのも高評価に。

総合評価は★4つ。CM出しているだけあるよね、というところ。あとは大事なのは実績。

診断画面

診断画面1
診断画面2

ここの質問内容に関してはシンプルなもの。ここは特段特別な要素はなかった。

勝率:51.6%

運用実績推移(全体比較)

下落したタイミングでは平均と近づくが、伸びる時にはしっかりと差をつけるというもの。ただ、やっぱり気になるのが公式のシミュレーションとは乖離がすごいなー、という印象。積み上げてきたものとの差もあるので当然だよね、とは思いつつも。

終わりに

勢いもあるし、コロナの影響もあって口座開設数もかなり伸びているとは聞いているのだが、結果がついてきていないな、という印象。

3位 THEO(運営:SMBC日興証券株式会社)

これは公式の絵です

次に紹介するのはTHEO

概要

老舗証券会社SMBC日興証券が提供するもう一つのロボアドサービス。と言っても実際に運用しているのは株式会社お金のデザイン
元来お金のデザインは、証券業と運用業の両サービスを提供していたのだが、2021年8月1日より、証券業部分をSMBC日興証券へ継承している。

SBIラップ同様、口座を主体として考えることでSMBC日興証券が運用しているという形で紹介している。

特徴

ここまでは他のロボアドと同じだろうな、と感じるのだが・・・

アルゴリズム紹介

なんだか凄そうだぞ!?という独自の機能が勢揃い。

評価

気軽さ:★★★☆☆
即日性:★★★★☆
自由度:★★★☆☆
視認性:★★★★★
総 合:★★★★☆

口座開設はSMBC日興証券と同じなので割愛。

即日性はこちらの方が早いために評価も高くなる。

自由度に関しては、投資金額も1万円からなのでまずまずというところ。

視認性もグラフは見やすく、アプリも使いやすいのでここの評価は満点。

運用画面

総合評価を★4つ。口座開設などの最初のハードルは若干高いのだが、正直なところ不満はほとんどない状態のため評価も高い。

診断画面

診断画面

質問項目は変わり映えもしないもの。基本的なものを聞いたら資産予想が出てくる。

勝率:62.9%

運用実績推移(全体比較)

ついに勝率6割を超えたものが登場した。直近はマイナスだが、ここから持ち直してくれるだろうという期待値が高い。

終わりに

運用当初は平均よりも高い成績でもそこまで期待値がなかったTHEO。春ごろから乖離が大きくなり、とても順調な成績を残していた。2桁プラスも目の前、というくらい牽引してくれていたほどでTOP3の常連でもある。

2位 Wealth Wing(運営:株式会社スマートプラス)

めっちゃ安定して飛んでくれそうなイメージ

次に紹介するのはWealth Wing

概要

スマートプラスは金融教育をはじめとしたさまざまな投資支援をしていたグループにおいて2017年に設立されたベンチャー企業。

始まりまでの物語

既存サービスとのシナジーと共に金融サービスをさらなる高度な次元へと支えることが目的。なお、知的財産権もしっかりと取得していた。

今までの実績

楽ラップの名前がここで登場。上位層は開発基盤を提供することが多くあることがよくわかる。

特色

社会貢献という新たなキーワードもここに。

利用者データ

利用者層を公開するのも新しい。

戦略等

そして特に特筆すべきところが、ここでは「個別銘柄を自動で売買してくれる」というもの。銘柄の配当もあるわけだが、履歴を見ると「いつ・どこで・どの銘柄を・いくらで売買したか」が全てわかるようになっている。これも面白いと思ったポイントの一つ。

評価

気軽さ:★★★★★
即日性:★★★★☆
自由度:★☆☆☆☆
視認性:★★★★★
総 合:★★★★★

口座開設には「WEB申し込み⇨ログイン情報受領」というシンプルパターン。全てネット完結なのが非常にスムーズ。

口座開設までの流れ

即日性に関しては、入金後2営業日後には運用が開始された。恐ろしく早い。

一方で入金額は最低15万円から。なので参入ハードルはやや高め。投資家に選ばれてるというのもそういうことかと納得。

視認性は良く、アプリでシンプルに見ることが可能。

総合評価は★5つ。いろんな人に聞かれてきたが、確実に名前を出す一つ。

診断画面

診断画面

戦略が決まるとそこに対応した具体的な個別銘柄も出ているので、その時点で自身で分析してみることもできるし、それぞれの戦略でどんな銘柄が選ばれているのかも見ることができる。

勝率:51.6%

運用実績推移(全体比較)

勝率はTHEOよりも下だったのだが、何よりも実績があることが評価に大きく関わった。運用当初は本当に大変なタイミングで、マイナスもマイナス。他のサービスと比べても下落率も多くそこからの巻き返しも不透明な状態が続いた。そこから年度末にかけての巻き返しで興奮したのを覚えているのだが、ボラだろうな、と思っていたところの怒涛の巻き返しである。お見事と言わざるを得ない。

終わりに

「ロボットアドバイザー」というよりは「AI投資」であり、それこそが現代に求めているサービスであるというところが高評価につながったのは大きい。海外も含めてのバランス投資と、日本株に限定した投資で言うと若干のリスクもあるだろうが、そこも含めての投資としてはリターンも含めて申し分ない。公式に出ている報告書にも正直不信感とかも抱かずにいられたという精神的な安心感も含めて。年末の動きを考えると、今年一年が非常に楽しみである。

1位 FOLIO(運営:株式会社FOLIO)

AI投資のFOLIO

最後に紹介するのはFOLIO

概要

2015年に設立された会社で、今は買収されてSBIグループに籍を置く。SBIラップで名前が出ていた、あのFOLIOである。

理念

証券マンの両親のもとで自らも証券マンとして実績を積んで会社設立。ちなみにボクシングのプロライセンスも持っており、ストイックさが半端ないのが窺える。

プラン1
プラン2

完全おまかせ投資とテーマ投資の2つが存在。ここでは完全おまかせを選択した。テーマ投資も各証券会社も提供していたりもするが、直感的でわかりやすいUIなので気になる人は眺めてみてもいいと思う。

ユーザーボイスが印象的

人生グラフって面白いですよね。で、それだけではなくて資産と気持ちを連動させているのが非常に印象的だった。

金融機関へのサービス提供も積極的

BtoBに積極的なところを見るとかなりの自信があることが窺えるのでこちらも信頼性の担保につながっている。

評価

気軽さ:★★★★☆
即日性:★★★★★
自由度:★★☆☆☆
視認性:★★★★★
総 合:★★★★★

口座開設には「WEB申し込み⇨ログイン情報受領」というシンプルパターン。ノーストレスという感じだが、開設までには少しばかり掛かってしまった。マイナンバーあればもっと早い。

即日性に関しては、驚きの当日だった。もう何も言えない程の衝撃を受けた。投資して即日に動きが見えることのワクワク感ったらない。各サービスやるべきだと本当に思った。

最低投資額は10万円からなので、自由度は低い。

視認性は満点。グラフも見やすいし詳細も簡単にわかる。リバランスも適宜行われていて、今どんな比率かが良くわかる。大幅下落が見えたタイミングでは金の比率を増やすなどのバランスに唸らされたことが何度もあった。

総合評価は文句なしの★5つ。感動体験って大事だよね、と改めて感じさせられた。

診断画面

診断画面とか特にないが、ポートフォリオとしてこんな感じで出してくれるので参考までに。

注文画面

勝率:80.6%

運用実績推移(全体比較)

脱帽と言うしかない結果ですよね、これ。勝率80%って。マイナス期間が2割しかなくて、2桁プラスもある。直近はやばいくらいに落ち込んではいるものの、正直取り戻すだろうな、という感想しか抱けていない。それほどまでの信頼感。

終わりに

王者FOLIOとしか呼べないパフォーマンスの存在でした。おすすめしない理由を探すとしたら「法人口座非対応」くらいじゃないかと思うくらい。これは実際に某財団の理事から相談があって今までの運用実績なども見せたら「絶対口座作ろう!」と即座に理事会を納得させたところで「残念ながら口座が作れなかった・・・」と悲しみに明け暮れた連絡が来たことによる。

雑感

思った以上に時間がかかったけれども、全サービスを振り返りました。多くの方に届けー!というよりは誰か一人でもなるほど〜っと学びに変えてもらえることがあれば僥倖。5年前の自分だったらこういう情報があったら嬉しかっただろうなと思ってやっているので。ではまた。

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