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東京一極集中は本当に危険

「東京一極集中」というと、人口の問題を思い浮かべる人が多いでしょう。
東京の人口は約1500万人前後、しかも東京自体の面積もかなり狭いので、人口密度が半端なく高い。だからめちゃくちゃストレスがたまる。
「東京一極集中」を上記のようにとらえているのではないでしょうか。

確かに、人口の問題もあるのですが、それ以上に政治や経済、文化などすべての機能が東京に集中していることが本当に危険だなぁと思っています。
なぜかというと、東京が自然災害などで都市機能がマヒしてしまったら、すべてがダウンしてしまうから
地震が起きれば東京にいる政治家が緊密に連携を取らなければいけないのに、インフラがマヒしてなかなかうまくいかない。
災害時の経済をどう回していくかという問題もまたインフラがマヒしてしまっているので、人が集まらず、なかなか話が進まない。
民放各局も東京で地震が起きれば、もう報道どころではないでしょう。
首都が壊滅的なダメージを受けてしまうと、何もできなくなるんですよね。

地震が起きて、すべてダウンするのではあれば、せめて政治・経済・文化などは東京以外の首都圏に分散したほうがいいのではないかと思います。
政治の中心が東京なら、経済の中心は神奈川、文化的な機能は千葉・埼玉みたいに様々な場所に分散させておくと、もし東京で何かしらの災害が起きた時に柔軟に対処できるのではないでしょうか。

また、政治・経済・文化の機能を東京だけでなく、神奈川や千葉、埼玉などに分散させると、人口も良い感じに首都圏全体に広がっていき、「東京一極集中」の問題も解決されるのではないかと思います。

東京はただでさえ、狭い(物理的に)上に人も密集しています。
人だけでなく、建物もですが。
そのような環境で政治も経済も文化もすべて突っ込んでいくというスタンスは本当に危険。
確かに、すべての機能を備えているからこそ人々を魅了させ、日本の首都として確固たる地位を築いてると思います。
しかし、今後予想される災害、人々のライフスタイルや社会状況の変化を考えると、東京一極集中はやめたほうがいいでしょう。

これからは人々のマインドの変化とともに都市機能の変化もしていかなければいけません。

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