見出し画像

座右の銘はありますか?

「座右の銘はありますか?」と聞かれて、あまりちゃんと考えたことが無かったなぁと思った。

そもそも、「座右の銘」とは何か?

座右の銘とは、いつも自分の身近に書き記して、自分の戒めとする言葉のことである。慣用句や故事、ことわざなどの中から選ばれることが多い。簡単に言うと、自分が生きていく上で大切にしている言葉のことである。座右の銘の「座右」とは座席の右側のことで身近、そば、かたわらといった意味を持つ。「銘」は、戒めなど心に刻みこんだ言葉のことである。

実用日本語表現辞典

確かに、好きな名言とか、考え方とか、そういうものはたくさんある。

けれども、私自身はそういうものに比較的何でも納得してしまうタイプだから、どれも大事に思えてしまって、1つに絞り切ることが難しいのだ。

しかし、座右の銘が「いつも自分のそばに置いておく戒めのための言葉」なのであるならば、自分自身の思考や行動のクセの行き過ぎを防ぐような、そういう言葉をそばに置いておくべきだろう。

だとしたら、私の座右の銘は何か。

そう考えたとき、今日の広島での平和記念式典で話題になったフレーズが頭をよぎった。

私たちは、今改めて、『戦争と平和』で知られるロシアの文豪トルストイが残した、「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉をかみ締めるべきです。

2022年8月6日広島平和記念式典【平和宣言】より

これって、昨日僕が先生たちに言われたことでは?

学生の幸せこそが先生たちの幸せなのだ。
これってすごく大事なことを言っている気がする。

人はどうしてもまず自分の幸福を考えがちだ。

それは、特に忙しかったり心に余裕が無かったりするときには、なおさら他人のことを考えている暇などない、と思いがちになるだろう。

でも、本当に大事なのは、自分と関わっている人々が幸せに生きていることを確認することではないか。

先生たちにとっては、それは学生たちの幸せを確認することになるだろう。

そして、それは私という人間の根元にある性質とぴたりと一致している。

調和を重んじ、争いを好まない。

互いに争わず、心に余裕を持って穏やかに過ごせる集団の中に身を置いていたい、と思う気持ちそのものである。

だとしたら、これを座右の銘にしてしまおう。

「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」

これからも、他者の幸福を考えられる大人でありたい。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。