今日は節分らしい。

人に言われるまで、豆まきや恵方巻といった言葉さえ思い出さなくなってしまうという現象は、私にとっては何の思い入れもないのだが、日本文化の衰退という点では一つの側面であるだろう。

豆まきのときには、そういえば、年齢の数だけ豆を食べるものだった。私は、節分のときに食べる豆が、最近は食べていないのでわからないが、あまり好きではなかった記憶がある。当時の年齢の数だけ食べるのもあまり気乗りしなかったのである。

そして、私が小学校低学年の頃までは、今住んでいるマンションの各部屋に対して、部屋の片づけが大変だから数粒ずつの豆まきをしていた。

それがいつしか、全くやらなくなった。

恵方巻に至っては、文化としては知っているが、正式なやり方で食べたことはないのではないだろうか。今年の恵方を向いて、無言でムシャムシャと食べきる、というやつだ。(合ってるよね？)

こうして、現代化の波に押されて、昔ながらの日本社会の文化は失われていくのだろう。