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映画『網走番外地』 いろいろな原点の番外地。丹波哲郎はスーパー保護司(ネタバレ感想文 )

監督:石井輝男/1965年 東映

ケーブルテレビをなんとなくつけていたらなんとなく始まったので、なんとなく観ていたら、面白くてつい真剣に観てしまったのでコメント書きます。

有名作品ですが、全然観たことがありませんでした。
キング・オブ・カルト石井輝男も『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年)しか観たことないし。

高倉健もほとんど観たことがない。
ああ、『新幹線大爆破』(75年)は大好きよ。

高倉健って、福岡県出身なんですってね。
でも、北海道のイメージがありません?
『幸福の黄色いハンカチ』(77年)とか『遙かなる山の呼び声』(80年)
とか。
『駅 STATION』(81年)、『鉄道員(ぽっぽや)』(99年)も北海道だな。それもこれも『網走番外地』が原点だと思うんです(<そうか?)

てゆーか、雪のイメージがありますよね。
『八甲田山』(77年)とか『南極物語』(83年)とか。
その原点も『網走番外地』。ウププ。

高倉健には思い入れのない私ですが、日本のチャールトン・ヘストン=丹波哲郎には思い入れがあります。
『日本沈没』(73年)で、スーパー総理大臣っぷりを見せつけられてますからね。
岡本喜八『激動の昭和史 沖縄決戦』(71年)はスーパー参謀長、
深作欣二『軍旗はためく下に』(72年)はスーパー軍曹、
野村芳太郎『事件』(78年)はスーパー弁護士でした。
その原点が本作のスーパー保護司だったとは!
単身トロッコに乗り込んでライフルをぶっ放す保護司がスーパーでないなら何だと言うんですか!
ちなみに『人間革命』(73年)は「丹波哲郎先生の大説教映画」、
『ノストラダムスの大予言』(74年)は「丹波哲郎先生の大演説映画」です。

そういうわけで、この映画自体に対する感想は特にないのですが(<ないのかよ)、スタンリー・クレイマー監督『手錠のまゝの脱獄』(58年)が原点だと思うんです。観てないけど(<観てないで言ってるのかよ)。

へえ、スタンリー・クレイマーは翌年に『渚にて』(59年)も撮ってるんだ。絶好調だったんだな。観てないけど(<またかよ)。
あ!『渚にて』は『復活の日』(80年)の原点だな、たぶん。
『復活の日』は南極だ。『南極物語』と繋がった。ウププ。

(2023.03.26 CSにて鑑賞 ★★★☆☆)

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