さいごの1ページ

めでたしめでたし。

幼い頃、物語はすべてこのひとことで閉じられるのだと思っていた。

残酷な言葉。

この言葉のせいで、一生、主人公たちは最後の場面に閉じ込められてしまう。

そのたびに、ぺぺは最後のページを破りさきたくてたまらなかった。それがなくなれば、破れ目からするりと物語が動き出すのではないかと思っていたからだ。

ぺぺがページを破りたくなった本をひとつ紹介して終わろうと思う。

流れ星が消えないうちに。

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