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No.64 2022年10月~ 86歳・87歳・88歳のお友達

 エッセーNo.47 2003年~「フィットネスクラブで心身の健康維持」で書きましたように、20年前からフィットネスクラブに通っています。定年後は規則正しい生活を維持するために、朝の外でのウォーキング、午前中のスイミングを心がけるようスタジオではなくプールに運動の中心を方向転換しました。そうすると今までは出会うことができなかった方と出会い、次のようなことになりました。「ある86歳の方と知り合いになりました。その方は私たち夫婦が目標とする88歳までは健康に生活することに大きなヒントを提供して下さっています。私とは20歳近くも年齢が違うのですが実に丁寧な対応をしてくださいます。『こんにちは』『お先に失礼します』『ありがとうございました』などの言葉かけは実に気持ちがよいものです。自分のペースで運動もされていて自分のことは自分できちんとされています。2023年1月4日今年初めてのフィットネスクラブでも湯船で会い健康なようすについて話して下さいました。この方から私は多くのことを学んでいきたい意向です。」と綴っています。


 その方とは現在もお風呂で会い、湯船で話すことがよくあります。
 実はその後も87歳の方と、88歳の方とお友だち(大先輩に失礼なのですが、実にその二人の方も私に丁寧に対応して下さるので、思わず「お友だち」と表現してしまいました)になったことが今回のテーマです。
 2番目に知り合った方は87歳の方で、プールの同じコースでよく一緒に泳ぐようになりました。その方は、プールに入る時に同じコースを泳ぐ私に必ず「よろしくお願いいたします」と声をかけてから泳ぎだすのです。平泳ぎでかなり速く泳いでいます。フォームもよく、すれ違う時に平泳ぎはあのようにすればいいのいかと参考にさせてもらっています。

 もう一人の88歳の方は、地下のプールに行く時少し足をかばいながら降りていかれます。私が後から歩いていると必ず先に行くように促してくれます。プールでは泳ぐ姿はみることができず、水中でのウォーキングを毎回されているようでした。直接話したことがなかったのですが、お風呂上りに話す機会がありました。以前水泳のマスターズの試合に出られていたようで、現在は足の調子により泳いでいないとのことでした。私の水泳は全くの自己流ですので力が入りクロールでもうまく泳げないことを話すと「小銭ではだめだよ。百万円が指先にあるようなイメージで手を伸ばして泳いでごらん。」とアドバイスをいただきました。このアドバイスすごく教育的です。私も長く教員生活で「指示」や「発問」で子どもたちにどのような言葉かけをすることが浸透するのかずっと考え続けてきました。早速翌日からクロールで泳ぐときに「百万円…百万円」と手を伸ばす時に心で発し泳いでみると、すっと手が伸び余分な力が入らずリラックスして泳げるようになりました。その後、私が泳ぐコースの隣でウォーキングしながら私の泳ぎを見て下さり、「速くなったね」とほめていただきました。また、ある時は足の具合が悪いのに実際にクロールを泳いで下さり見本を見せて頂きました。20歳差の先輩ですが、まるで息子のように接して下さいます。

 3人のお友だちこれからもたくさんのことを学びたい意向です。

 フィットネスクラブは地域のセンターにもなると考えています。私の場合交友関係は、小・中・高・大の仲間や先輩、聖心の関係者、私立小学校関係者、研究会関係者、現在の仕事の関係者などで地域関係はフィットネスクラブ関係者になるでしょうか。コロナ禍以前は同じスタジオのレッスンを受けている方たちとグループができよく十数名の飲み会をしていました。最近はスタジオでのレッスンは止めていますので、仲の良い4名で定期的に飲み会をしています。69歳・67歳・64歳、そして68歳の私です。この集まりも楽しみの一つです。地元にずっと住んでいる方もいるし、私のように30歳でこの地域に住んだ者もいます。フィットネスクラブの同じレッスンに通うという偶然により地域の仲間ができたのです。


 私はこれからの人生がとても楽しみです。今までも人・旅・メディアなどとの出会いを楽しんできましたが、これから先どのような出会いがあるかワクワクしています。



イラストはすべて「かわいいフリー素材集 いらすとや」から引用しました。
https://www.irasutoya.com/

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