見出し画像

アートの新しい可能性について

PCWの活動は、障害者福祉にも焦点を当てています。この方針は、昨年9月に株式会社アイエスエフネットジョイとの業務委託契約を通じて始まりました。この契約により、静岡県にある障害者就労支援施設と連携し、特定の「業務・作業」に従事していただいています。

具体的な業務としては、「展示イベントに必要な紹介カードの作成」と「展示会場と同じ作品をメタバース上に飾る作業」が挙げられます。これらの仕事に従事した方々には、PCWから賃金が支払われています。また、PCWへの入会費や企業様/個人様からのご協賛やご寄付の一部が、この作業への対価として割り当てられています。

この循環は、PCWにとっても作業を行っている方にとっても最も理想的なものと言えます。入会費や協賛金、寄付金は、障害者支援活動への投資として役立ち、それが賃金として労働に対価をもたらし、さらなる支援を可能にしています。この連鎖的な取り組みにより、社会的な意義と経済的な持続性が同時に実現されています。

この取り組みは、昨年のニュージーランド展示会および徳島県NFT展示会と連動して展開され、参加者が新しい社会活動に参加し、一つのイベントを共に築き上げる体験をすることができます。作業を担当する方々は、自らの能力を発揮しながら社会に貢献する機会を得て、その成果を直接感じることができます。同時に、作業を支援する「支援員」たちは、参加者たちの新たな側面や可能性を発見する重要なきっかけとなります。

PCWのイベントは、障害の有無に関わらず、年齢や性別を問わず、様々なバックグラウンドを持つ多くの方々との共同作業によって成り立っています。この点において、PCWは社会全体に開かれた活動を展開しており、多様性や包括性に焦点を当てた取り組みが評価されています。これらの活動を通じて、障がい者支援の枠を超えて社会全体にポジティブな影響を与えていることに注目していただきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?