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2度目の就労移行を約3カ月利用した感想。

φです。お久しぶりです。

さてさて今回、就労移行事業所を利用して早…早?3カ月と少し、な時期になった私が、就労移行やら発達障害やら難病やら就職やらについて感じたこと考えたことを書きだそうと思います。

私は就労移行の利用が2度目。ひとつ目のところも開所したてほやほやって感じでしたが、今回もほやほやって感じ。ひとつ目でも確か2人目の利用者で、今回に関しては1人目。

就労支援ってなんぞ。と思われる人もいるでしょう。LITALICOさんの言葉を引っ張ってきました。以下の通り。

障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律があります。
就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこないます。

https://works.litalico.jp/syuro_shien/

さくっと説明すると、障害者(障害者手帳を持った人)が「働きたい!でもスキルないし気持ちの準備もまだだし…」となった際に、「じゃあスキルつけて、就職準備やっていきましょ」と受け入れる学校的な感じなものです。職業訓練学校の障害者版、とでも言いましょうか。

ちなみに障害者は労継続支援A型就労継続支援B型という場所で働くことができます。こっちで働くよりも一般企業に障害者として雇用されたい、と思う人が利用するのが就労移行支援。

さくさくと説明しましたが、伝わったでしょうか。伝わったと信じて、私の現状やらの説明に続けていこうと思います。

今回こうやって利用についてあれこれを書こうと思ったきっかけは、就労移行とかってどんな感じだろう?と思う人に対して書きました。あと、難病患者兼障害者の就職難しいよ世の中世知辛いっていうのを伝えられたらな、とかも思いつつ。

これは私の現状であって、真逆の意見を持つ人もいることでしょう。「こういう一例もあるってもんさ!」という感じに読んでもらえたら嬉しいですね!

私が事業所で受けた講座で伝えられた”障害者採用に受かるために必要なこと”もついでに書いておきました。もし就職でお悩みの方がいらっしゃったら、そこだけさらっと見るのも良いかと。


*就労移行の現状

名前は伏せて書こうと思う。バレない程度にふわ~っと書けたらいいなぁ…匙加減を慎重にしていきましょ。めっちゃくちゃ批判するとかじゃないんだけれども、公開してどうこう、という意思も私にはないので。

さくっと言いますと、利用者が増えるたびに質が落ちる。これは私が以前利用していた事業所にも言えることなんだけどね。

報告やら連絡に返事が来ないのは当然になりつつあるし、「言ってたよね?確認してなかったの?」も増えつつある。あと「その情報後出しでしょ?!」も。

事業所にはビジネスマナー的なものや、メンタルヘルス的な講座がある。ビジネスマナーについて学んだのだけど、教えてくれる支援者側が利用者(私みたいな立場の人)に報告していなかったり、連絡が直前だったり、相談なしに決定していたり。

そんなこんなが続いていて、信頼できるかと聞かれると「いいえ!」と私はにこやかに答えてしまいそうな気がする。

(薄々感じている人はいるかもしれない。私は実は結構毒舌。だと思う。ちょっと皮肉とか入れたいタイプ。シニカルな笑いが好きなんですよ。)

利用者が増えるたびに、こちらからの連絡に対しての返信すらしてこない状態が増える。支援者側の態度も社会人としてどうなのか、と思う場面もある。接客業ではないし、支援者にものすごく良いサービスを期待してはいないんだけどね。

不信感的なものにぶち当たったのは、急に利用者へのアセスメント制度が変わった、という報告から。

「どんなに優秀でも、体調が安定しない状態、体調管理ができていない状態、では就職準備に取り掛かるステージに進ませることはできない。」

と、突然言われたわけです。

「規則正しく生活しても体調管理ができない私は?!」となったのですが、まぁ次の面談の際に「体調管理ができていないのでステージをあげることはできません」とさくっと伝えられました。ははぁ…いやいや、それが難病っていう病気なんですけど…

多くは触れませんが、「就職スキル身につけたとしても、就職できる企業あるの?」が私の現在の本音兼危機感だったりする。

さてさて、お仕事編に移っていこうと思います。


*難病・障害と仕事

「これで障害者も難病患者も安心して働ける環境になった!」とハイタッチできない。のが現状だと思う。

いろいろな求人を見ても、正社員を目指そうとすると大体フルタイム勤務。フレックスだとしても6~8時間勤務。1日3時間でもいいよ、というのものはもちろんバイト。

「働くというのはそんなに甘くない!」と言われるのだろうけれども、そもそも働く体力というのはあまり持ち合わせていないのが障害者だったりします。人によるけどね。

まず、週5勤務が多い。これが、私が先程書いた「就職スキル身につけたとしても、就職できる企業あるの?」に関わってくる話。

週5、を働くことができたら普通に働けてると思う。

週5がなぜ難しいかというと、通院する暇がないから。土日、仕事が休みのときに通院すればいいじゃないと思われるかもしれない。けれども、病院って大体土日休みだし、大病院になればなるほど土日に通院は厳しい。

特に担当医が決まっていて、代わりがいない、という際はほぼ平日しか通院できないのです。私は地元の個人病院からは「無理!面倒見れない!」とお断りされちゃうので、大学病院並みの病院しか受け入れてもらえない。しかもその課のトップな人が担当医。

予約取れるのが平日しかないんですよね~…ははは…。

「午前中に通院したら?」という案もあるかもしれない。残念、「午前中に予約取っても診察も会計も終えるのは午後です!」とお答えしなければなりません。9時に病院に向かって行って、診察受けるまで3時間待って、会計に1時間待って、…なんてザラ。

通院日翌日は大体疲弊しているらしく、ゾンビのエキストラとして出演できるレベルに私はなっています。腐ってはないんだけどね見た目は!

そんな具合でして、平日は”通院日+休憩日”の2日間はマスト。したがって週3か4程度しか難しいわけです。私の場合になりますが。


障害者求人に「配慮します!」「障害にしっかりと対応します!」ということを書かれても、週5の8時間、と書かれてある時点で「そっかぁ…」と思わざるを得ない。だからこそ、就職はスキルがあってもできるのかどうか、と疑ってしまうわけです。


私の場合、になる話でして、極めて参考にならない内容になります。無痛症という病気をもっての就職活動系の難しさについて。就労移行の話とちょっとかぶってるけれども。

「障害や病気を持っていたとしても、管理できているということを企業側に伝えれば安心して採用することができます。安定就労のためには、まず体調を整える。自分の体調を把握できない時点で、働くための準備はできていないということです。社会人として、体調管理はマストですよね?」

耳にタコができる!と思うくらい言われた言葉。ついでに心を抉られまくった言葉。心がハート型のぬいぐるみ的なものだったら、中のワタが出てるどころじゃなく切られ千切られまくってワタが繊維になって浮遊してる。もはや燃えてるかもしれない。いやいや何もなくなってるかもしれない。

と、まぁそのくらい「うぐぐぐ…」とさせられた言葉です。ちなみに抉られた心は「そんなこと言われても無理だしー!」という気持ちで復活しました。体調把握できてたら難病ですって申請してないですし。難病だからできないわけですし。

何が言いたいのかというと、体調に気づくことができない系、管理できない系、治療法がない系、の病気では就職ほぼ無理っぽいということ。

「努力してます!○○をやって、それでなんとか維持できています!…体調は良いとは言えないけど」という気持ちをいかに、熱意をいかに伝えたとしても、信用ならない感情論に過ぎないというわけです。

なんと言いますか、”会社の歯車を止めない障害者”が求められてる感がある。会社という組織が”利益を生むため”ではあるから仕方がないのかもしれないけれど、それだといつまで経っても障害者雇用やらは進まないし、活躍なんてもっと”あり得ない”ものでしょう。

厳しい現状ですね。なんとかして起業しないといけないかも、と改めて思ったりしてます。


*人事的な視点から障害者就労で必要なこと

これは障害者として働くうえで、最も必要だと言われまくったことを「これやっとけばなんとかなるっぽい!」という具合にお伝えしようと思います。講座とか参加しまくったので、シェア。

体調管理ができる
規則正しい生活をする。薬が処方されている場合はちゃんと飲む。朝起きて夜寝る。食事はバランスよくとる。そんな具合の”基礎的なこと”をやっているというアピールはとても重要。

報連相ができる
スキル云々よりも、こういったことができればok。とのこと。

挨拶ができる
元気いっぱい!とかじゃなくてもok。最低限の敬語とかも使えれば良しって感じらしい。

感情コントロールができる
難しい場合もあるだろうけれど、そういった場合は「○○をしたら対処できます」と言えたらok。

病院と良い関係を築けている
企業側も「何かあったら担当医に連絡すればいいっぽい!」と思えるのは重要らしく。企業と病院が連携を取れる状態にしておいたら良いらしい。

TPOが分かっている
面接にスーツ以外で来ると落とされるとのこと。まぁこれは…どこでもそうでしょうね…アパレルとかは違うかもだけど。

まぁ、こんな具合です。要するにビジネスマナーがあって、体調管理ができて、病院嫌い大っ嫌いじゃなければ良い。

スキルや経歴等よりも重視されるのだとか。何にしても体調管理っていう感じです。


*終わりに

うわあああああ自分で生き延びてやるうううう!!!

…というのが、心の叫びです。スキル身につけるだけ身につけて、フリーランスになるしかないかも。ええい学習だけは進めてやる。就職ステージに進めなくてもスキルだけは身につけられるもの勝手に。

就労移行に入ったから「はい安心☆」ってわけじゃないんですよね…就職後も上手くいかないという場合も多いのですが、私にはそもそも就職が遠い…!

一時期私が言っていた”フリーランスでピラティスインストラクターとして働く”ですが、最近立ち眩みがひどすぎてレッスン中に倒れる予感しかしません。家でヨガやっても立ち眩みが趣味になりつつあります。

就労移行ですが、いくつか候補を選んでおいて、見学や体験をしてじっくりと選ぶことをおすすめします。「一度見に行ったから入らないと…」ってわけではありません。自分の将来を任せることになるのだから、吟味してください。

私も熟考したのですが、次第に…なんだか変わっていっちゃうんですよね、新しい事業所って。「改善しました!」が「改悪しました☆」にしか聴こえない。ははは。

さてさて長くなりましたが、どなたかの参考になれば幸いです。こういう事業所もあるから、しっかり考えてから選ぶべし。と伝わればさらに幸い。


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