彼らが本当に聞きたかった音楽。

先日、表参道で展示されていた、

Bone music 展で行った時の話だ。

考えていたのは、このX-rayができる背景と宿っているものについてだ。
物質に実質性を埋め込んで
HDによる、人工物の還元装置によってそれは体現-発現 されるわけだが、埋め込まれた事物と物質の話である。

※X-ray レントゲン線 ー レントゲン写真

例えば、それはアメリカの文化的音楽がX-rayに埋め込まれたものと同じなのか。あるいは、jazzがいつでも聞けたなら?
普通のレコードだったのなら?
同じと言えるだろうか。

おそらくその感覚の差異が違っていて
一般のゲストが受け取るものは表層的な異化なのだろうなというパブリックの視点と、骨に映る音楽をどんな気持ちで録音していたのか、その背景のあるものという昇華される芸術的な観点で見ていた。
物質に宿るコンテクストなしでは、その声を聞くことはできない。

骨のある人間が、骨のある音楽をして、骨の写ったレコードへ刻み込む。
まさにbornしたのだった。ソ連の統制下の中守り抜いたアンダーグラウンドの人々の事を思いに馳せながらあの人々にとってのjazzとはなんだったんだろうかと。伝統的、民謡的なローカルでありトラディショナルものを当てはめようとするプロパガンダを交わして、受け取ろうとした彼らの人間性が熱い。

やはりメインカルチャーとアンダーグランドは切っても切り離せない表裏一体なのだなと考える。パブリックによる消費は本質の幇助になり、アンダーグランドで生まれたカルチャーそのものもまたメインの反動として存在するという関係性は示唆に富む話だ。

メインに包囲されれば、それはすでに崩壊への歯車に課していくのだが、その流れは止められるわけもなく進んでいく。技術の発達により、HDの問題は取り払われていったがその費用コストに比例して消費の一途を辿る事実は今まさに加速段階でありまさしく本質の問題へとぶち当たる。

彼らが本当に聞きたかったのは

自由を戦い勝ちとろうとするカウンターカルチャーの声だったのではと。。。

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photonsphi

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