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【休職19日目&読書日記】令和元年の人生ゲーム/麻布競馬場

友人から借りた本を深夜に読み終わる

Xでツイートしてた小説が話題となって作家デビューしたらしい麻布競馬場さんの短編集『令和元年の人生ゲーム』を読み終わりました。

なんか本のカバー表示されなくなったこの仕様とってもいやだなぁ・・・。

読み始めた最初は「鼻につく、全然共感できない恵まれた若者の話じゃん」っていう感じで事実そういう話もあったんだけど、そのほとんどが読み進めるうちに人物造詣の深さに驚かされた。

ちょっとネタバレしますが全話に登場する沼田という登場人物が今の自分というか、ちょっと先の自分に重なるような気持ちで読んでいました。

私には沼田のような学力の優秀さはありませんが、そうは見えないのに実はそうな感じ、描くのがとても難しいこの「沼田」という人物こそが令和っぽさが爆発していますし、麻布競馬場さんの人物を描写する鋭さが見えました。

朝井リョウの『何者』にも通じる感じを受けました。
(これも最初いけすかないってだけだったんですけど、読み進めるうちに物語の印象ががらりと変わります。)

まぁ私は昭和生まれなんですけど。

短編集なのに、なんか続きを読みたいって思っちゃって、眠剤飲んだ後にどうせ効かないしと思って思わず一気に読んでしまったのです。

デビュー作は『タワマン文学』と称されたらしいですが、住んでいる土地柄タワマンに圧迫されてうちのマンションがとっても日陰になっているのでデビュー作も読んでみたいと思います笑

Pearl鑑賞

友人に勧められたホラー映画『Pearl』をAmazonプライムでレンタル視聴(500円でした)

大好物のA24のホラー映画で、本当に良かった。

アメリカの田舎の閉鎖的な農場で育ったパール。
はやくここから連れ出してと毎日毎日願う日々。

厳格で少しおかしな母親。
体が不自由で介護なしでは生活できず声も発することができない父親。

通常であればおかしな母親に育てられたからパールがサイコパスに育ったという筋書きが重視されるけど、『Pearl』はそんな生ぬるい感じではなかった。

パールは「生まれつき無垢なサイコパス」。

自分でも何かを感じている。

「私、世界中の人がみんな持っている何かを持っていない気がするの」
「私何か悪いことした?」

パールはパールなりに幸せになろうとしている。

パールはおかしい。

でも誰のせいでもない。

ラストシーンのパールの表情こそがこの映画のすべてが語られている、素晴らしい演技でした。

なんか映画についていろいろ書きたくなったけどまた明日。

※実はライティングの締め切り2重に迫っているのに思ったようにはかどらず、ホラー映画&ワンカップ大関で現実逃避していたのです。(鬱だし)

最後までご覧いただきありがとうございました。

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