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【TOEIC⑮】脱日本人アクセント!発音とリスニング力を鍛える音声変化

英語を学び始めて3年。中学、高校時代の英語学習も含めると9年以上やっていますが、今日初めて気が付いたことがあります。それは「City」の発音が/sɪt̬.i/ではなく/sɪd.i/だったということ。よく日本人が話す「water」の発音がアメリカで通じないという話を聞きますが、実はこれも同じことが原因だったんですね。TOEICオンラインコーチング「コレダケ」で、座学とともに受けているオンライン英会話のトレーニングで学んだ音声変化についてお伝えします。
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TOEIC専門スクールのオンライン英会話とは?

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TOEIC専門スクール「コレダケ」では、週1回、日本人講師によるTOEIC学習中のモチベーション管理とリスニング、リーディング、文法、解法などを教えてもらっています。それと同時に、座学で習ったことをもとに、週2回フィリピン人講師によるオンライン英会話のレッスンを受講しています。

オンライン英会話というと、一般的には先生からの質問に答えたり、問題を解いたりということをイメージするかと思いますが、コレダケのトレーニングはかなり違います。というのもリスニング力を基礎から鍛えるために、音声変化とシャドーイング、サイトトランスレーションというTOEICの公式問題集をもとにした瞬間英作文のようなレッスンをしているからです。

その中でも力を入れているのが、文章全体を読んで、どの単語を強調しているのかというストレスアクセントチェックと、音声変化に意識を向けるというもの。実際のトレーニングから音声変化についてのレッスンを紹介します。

ストレスアクセント=大事な情報

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実は、私はこれまであまり意識していなかったのですが、英語を話すときはストレス(音の強弱)がすごく大事です。日本語ではストレスのかわりに「音が高い、低い」というところで単語の意味を区別することがありますよね。たとえば、「雨」なら「あ」が高くなり「め」が低い音になる。「飴」なら「あ」が低くて「め」が高い。英語の場合は、「音の高低」ではなくて「強弱」で、同じ発音の単語の意味を区別して理解しています。

このストレスをしっかり理解しておかないと、英語の話がうまく聞き取れなかったり、逆に自分が話す英語を相手に理解してもらうのが難しくなります。日本語でも変なイントネーションで話をされたら違和感があって、話の内容が頭に入ってこない、ということもありますよね。

英語のリスニングは、このストレスがかかるところを聞き取れば大体の意味は取れるようになります。そのため練習してどこを強く読んでいるのかを聞き取る訓練をすることが必要なのです。

文章を読んでストレスアクセントチェック!

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こちらは、文章を正確に読めるようにするための課題例文。上の文章と下の文章は同じです。青い点がついているところが、私が予測したストレスアクセント(強勢アクセント)です。これに対して下の文章の赤文字は、実際にストレスアクセントがかかるところです。

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たとえば

Before you leave for your first service calls of the day,I have an important announcement.

という文章があった場合、ストレスがかかるのは以下の文章で太文字になっている個所です。

Before you leave for your first service calls of the day,I have an important announcement.

こんな感じになります。先生に「どこにストレスがかかるの?」と聞いたら、「その時々による」といわれました。私が思うに時、動詞、回数、場所、固有名詞など、「絶対に聞き逃してはいけないところ」にストレスアクセントがくるのではないかと思います。

Cityの発音は「シティ」じゃなかった!

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ストレスチェックの後にやったのが音読チェック。実は、ここがこのコレダケのオンライン英会話レッスンの中で私が一番気に入っているパート。チャンク(英語の文節)ごとに区切って読む練習をするのですが、そのときに「音声変化」について先生がチェックしてくれます。

この音声変化とは、英語の発音での変化をいいます。ここで先生に指摘されて気づいたのですが、「街」を意味する「City」は「シティ/sɪt̬.i/」だと思っていたのですが、「シディ/sɪd.i/」だったということ。

この「City」の「t」音は「flap t」(フラップT)と呼ばれていて、発音するときに「d」の発音に聞こえるんですね。しかもすごく速い「d」!先生がわかりやすいように書いてくれたのですが、「City」は「CD」と意識して発音すると言いそうです。ほかにも「We'll makeis to our Tuesday route.」の場合は「is to our」「is 2r」と発音してねと指摘されました。

ちなみに、この文章がしっかりと言えるようになるまで、1文につき10回以上×全文を練習し続けるため、相当疲れます。50分レッスンのうち、私の場合は大半がここに時間をかけて鍛えてもらいました。

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お気に入りの洋楽で実感!発音が違って聞こえる

実際に、お気に入りの洋楽を聞きなおしてみたら、まさに「シディ/sɪd.i/」と発音していました! いままでなんとなくなにかが違う、と思いつつもよくわからなったのですが、これで理由がはっきりしました。

音声変化をすると、より洋楽を聞くのが楽しくなってきます。ここで紹介している「I Like Me Better」の曲は、とくに音声変化がしっかりと感じられる曲なのでおすすめです。

知っておくべき音声変化のルール

この音声変化については、たぶんこれまでもほかのオンライン英会話スクールなどで指摘されていたと思います。ただ、たまたま出てきた単語1つについて説明されたこともあって、その場で理解してもすぐに忘れてしまうという感じだったんです。

TOEIC専門スクール「コレダケ」では、この音声変化についてまず座学でルールを学び、それをもとに何十回も授業を通して繰り返しやってきたので、だいぶルールを理解して、指摘されなくても使えるようになってきました。

この音声変化を知らないままだと、TOEICのリスニングで「いつも同じような音が聞こえない」「なんていっているのかはっきりわからない」という問題にぶつかります。何度やっても聞こえないのは、そもそもの音の認識が違っているからです。実際に聞こえる音と、自分の発音を近づけることによって、しっかりとネイティブの発音が聞き取れるようになるのです。

脱日本人発音!音声変化のパターンを知る

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音声変化のルールを知っていくと、先生に指摘されなくても文章を見ただけ、話を聞いただけで変化がわかります。ここでは4つのルールにわけて紹介します。これは「コレダケ」の教材の一部として配布されたもですが、非常に役立つのでいつも見直しています。まずは知識として理解し、そのあと実際に外国人の先生とのレッスンで繰り返してやることで習得できます。日本人が苦手な発音「water」も、実はこの音声変化で「フラッピング」という現象が起きて「water」の「t」が、「ら / D」に変化し、「ウォーター」ではなく「ウォーダ(ラ)ー」になっているのです。

日本人の英語発音は母音が強く発音されます。そのため英語を話すとカタカナ英語に聞こえるのです。英語は子音で終わることが多いため、日本人にははっきり聞こえないことが多いのです。日本人アクセントは「サムライアクセント」と呼ばれることもあり、発音を気にするより「思いを伝えよう」という人も多いです。

それはそれで大事ですが、TOEICで出題されるネイティブの英語を正確に聞き取れるようになるためには、自分の発音自体を変えないと、なかなか聞き取れるようにはならないのです。そのため音声変化のルールを知って、意識的に聞こえるようにすることが大切なのです。ここで改めて音声変化のルールを確認してみましょう。

今すぐ習得したい「音声変化4つのルール」

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音声変化について4つのルールを紹介します。


1・連結(Linking):前の単語の発音が子音で終わり、次の単語が母音(a/i/u/e/o + y)で始まると連結する 

連結例:move in / wake up / put your hands up
エクササイズ:Would you like to take a short walk? / That’s a good idea.

 
2・脱落(Reduction):t / d は音が発音されないことがある (p/b/k/gにも脱落が起こるが、基本はアクセントのこないt/dの みに注意)

脱落例:good morning / let me go / appointment
脱落しないt/d:dog / table / attend (アクセントの手前のt/dの音)
エクササイズ:When will the concert be taking place? / You should bring your umbrella.

 
3・フラッピング(Flapping):母音に挟まれた「t」、または母音とLに挟まれた「t」は音が「ら / D」に変化する 例:water / better / letter / bottle / battle/city
エクササイズ:Thank you for the beautiful flower. / A little bit more

 
4・その他:( t/d (ə) n ) における鼻腔開放 / (母音+N+T+母音)におけるTの消失 ※両方とも便宜上、脱落の一部と考える
例:important / button / certainly / mountain / sudden
例:center / international / twenty / want to / going to
まとめ:連結・脱落・ら行化・弱形が起こりそうな場所を全て書き出してみよう
Let it go. Can’t hold it back anymore.
Yes, but I’m reading it again.

音声変化を起こすための「喉発音」

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音声変化は正しいアクセントに基づいてリラックスして発音すれば「起こる」ものであり、決して意図的に「起こす」ものではありません。ネイティブの発音がこのような音声変化を起こすのは、「喉発音」をすることと関係しています。腹式呼吸で声を発声するとき、自然と起きるのです。この音声

この音声変化のルールをしっかりと理解し習得することで、いままで聞こえなかった音声が聞こえるようになってきます。また、同時に自分自身の発音もより自然な感じに近づいてきます。知識だけだと弱いので、実際に外国人の先生に見てもらうのがベストです。音声変化を習得し、リスニング力とともに発音も改善していきましょう!

TOEIC専門スクール「コレダケ」のオンライン英会話では、これ以外にも独自のやり方でリスニング力を鍛えるレッスンをしています。それについては、また別の機会にお話します。TOEICのスコアを確実に上げたい人、伸び悩んでいる人がいたら、一緒に勉強しましょう!





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