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先生の話は事務連絡ではない

朝の会で「先生の話」というのがあります。
僕は話が苦手なんだけれども、子どもが喜ぶので
つい、話をしてしまいます。

特に子どもが好きなのは「おばけの話」
いわゆる、怖いもの見たさというやつです。

今までに幾つかのおばけの話をしてきました。
あまりに僕の話が真実らしいので(もちろん本当のこともあるし
作り話もある)以前、低学年を受け持った時に
「子どもがトイレに行けないから、おばけの話はしないでほしい」と
いう苦情をもらったほどです。😂

でも、こういった「恐怖」「何か説明できない神秘の世界」に
触れるのも大切なのではないでしょうか。

それにもまして今は「暗闇」というものがありません。
夜でも街灯は明るく、「全くの暗闇」は山奥へ行かねば経験できないのです。

大評判になった「となりのトトロ」には、こういった昔の暗闇が
出てきます。
子どもたちはきっと、僕の話を聞いて「恐怖」というものを擬似体験しているのです。

「先生の話」はこのように科学、文学、地理、歴史など
あらゆる話をしてきました。単なる事務連絡ではないのです。


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