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精神科治療は自助努力が不可欠。精神科医は薬で症状を抑えるだけで、根本的な原因へのアプローチはしてくれない。

精神科に20年通院している。
難治化してしまっているので、精神科の治療は今後もずっと続いていくと思うが、その中で分かってきたことは「精神科はお薬を処方してくれるだけで根本的な治療はしてくれず、患者の自助努力が不可欠」ということ。

20年精神科に通院してきたが、不安障害に対する医師のアプローチは、抗うつ剤と抗不安薬を処方するだけ。
薬を処方して症状を抑えることを治療と呼び、悪意はないにせよ本人の苦しさや生きづらさ解消する手助けをしてくれるところではないと感じる
(精神科医師に対して患者数が圧倒的に多いので物理的に十分な支援を提供できないとか医師側だけの問題ではないけど)。

精神疾患や慢性不調に対して私が今まで行ってきたこと

・薬物療法(西洋薬の服用)
・日光浴(光療法)
・栄養療法
・運動療法
・日記療法
・副腎疲労対策
・カウンセリング
・認知行動療法
・漢方薬

これらのうち、精神科の先生が自主的に施してくれたのは薬物療法(西洋薬の処方)だけだ。
しかも薬物療法(抗うつ剤)は効果を感じず副作用で苦しむだけだったので、20年の通院のうちほとんどは漢方薬の処方をしてもらう為だけに通う治療だった。(現在は診察とセットで臨床心理士さんによるカウンセリングを受けている)

明らかにトラウマ治療が適用するような病態であるにもかかわらずカウンセリングを勧めてくれる医者は20年の通院の中で一人もいなかった。
(自費で利用したメールカウンセリングでカウンセラーさんが対面でのカウンセリングを勧めてくれてやっとカウンセリングにつながることができた)

日光浴や運動療法、日記療法は精神科医YOUTUBERの動画で初めて知って取り組み始めた。その他の認知行動療法や栄養療法、副腎疲労対策など症状を改善するための根本アプローチについても医者は一切教えてくれず長らく苦しんできたが、YOUTUBEなどネットによる情報収集がしやすい時代になりようやくそういった自助努力ができるようになった。

なぜ医者は症状を抑える対処療法を施すのみで、症状の原因に対する根本的なアプローチ方法を教えてくれないか

・カウンセリングを勧めてくれない理由
個人経営のクリニックの場合・・そもそもカウンセリングルームを設けていないことが多いので自分の利益にならないカウンセリングを勧めるメリットが医者にはない、故に勧めない
(入院施設もある大きな)病院の場合・・在籍している臨床心理士さんは3人位なので、患者数に対して圧倒的にカウンセラーの数が足りない。一人に勧めると他の患者にはなぜ勧めないの?と不平等になるから、大きな病院の医者は患者に勧めず、基本的に患者からの希望があった場合のみ受け入れる

・栄養療法を勧めない理由
病院は、国から定められた医療ガイドラインにのっとって診察をし、お薬を出しているからガイドラインに載っていないことを医師は医学部で学ばない。
そしてなぜ栄養療法がガイドラインに載らないかと言うと「製薬会社お抱えの医師の論文で、栄養療法が効果があるというエビデンスがつぶされてしまうから」だそうです。
利権が絡んでいて、製薬会社に不利な栄養療法などの根本アプローチはガイドラインに載らないようです。
※イギリスでは、精神科の治療の際に患者に運動療法か薬物療法かどちらか選択させるそうです

もちろん患者側の課題という部分もあると思う。
栄養療法が効果があると言われても、砂糖断ちやカフェイン断ちとかを行うには本人の意思と努力が必要になるし、初めて聞く情報であるとぴんと来なくて聞き流してしまったり自分事として捉えられなかったり、、
(若いころの自分がそうだった)

「なぜ現代医療は慢性疾患に対して薬物療法がメインで、薬物療法の効果が得られず難治化してしまっている患者がたくさんいるのか」まとめ

・医療界の闇(製薬会社や政府などのトップ層が利益第一に考えている)
・現場の医師の知識のなさ、ガイドライン内の治療さえ行っていればよいというメンタリティ。
・患者側の問題(発達障害の2次障害として発症した患者は、基礎学力はあるにもかかわらず情報収集のリテラシーやアウトプット力が備わっていない凹凸があるせいで、医師の処方された薬物療法を漫然と受け入れるだけの状態)

一部の熱心な医者を除き、ほとんどの医者はガイドラインにのっとった治療(薬物療法)しかしてくれない。
不満を伝えても「そういうことを求めるなら自費診療で治療を受ければよい」と言われるのがオチ(私はそう言われた)
患者が自分で情報収集をして、リテラシーを高めて自助努力していくしかない。




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