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『リポビタンDX』が父を変えたのでびっくりした話

よく、TVで見かけるこのCM。

ケインコスギさんが、

「そんなあなたに、DX(デーエックス)。」

と言うので耳に残る。


『リポビタンDX』という商品。

どうやら、あの『リポビタンD』でお馴染みの大正製薬が販売している、
ドリンクではなく、錠剤版の栄養剤といった感じみたいだ。


CMを観ながら、
”でーえっくす?”
”デラックスじゃないんだ”
などと笑っていた私だが、

母は
「これいいなぁ、、、でも高いよね、、、、、、」
と気にしていた。

ここ数ヶ月よく眠れていなかったこと(現在原因は解決した)や、”朝から疲れている”、という状況が、まさにこのCMに当てはまっていたためだ。


チョコラBBのようなビタミン剤など、栄養が入っている系の薬は結構お高い。
春から確実に家計が厳しくなる我が家には、また新たに飲む薬を増やすような余裕もない、、、、、、



と、

そんなとき、


「俺半分出すから、一緒に買わないか?」

と、
父が、

あの父が、

言ったらしい。


あの父、と驚いたのは、
父は普段、自らの意志を堂々と話すことが、ほぼないからだ。
自分から何かをしようと言ったりすることはあまりないのだが、半分出してくれるなら、ということで、我が両親は一緒に買って、ふたりで飲むことにしたのだった。



HPより。


実際の写真がこちら。


ドリンクみたいな見た目だけれど、大きさが違う。
黄味がかった錠剤。1日1回3錠服用。
効能など。

栄養ドリンクと似たような効能に加え、肩や首、腰、肌などの身体の不調や、寝付き、睡眠の質の改善にも効きそうだ。


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母。

飲んでみたところ、日中の眠気が現れた。
寝る前に飲むのがいいのかも!ということになり(服用は一日一回としか書いていない)、飲んだとき、飲まないときと比べ、それほどの差はなかったみたいだ。現在は飲んでいない。


ところが、
初めにこの商品に注目した母とは逆に、
はたから見ていても驚くほど変わったのが、
父だった。

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まず、飲み続けているうちに、
あきらかに父の機嫌がいいことに気づいた。


まず、
父の毎日の生活はというと。

朝から夜まで仕事。
帰りは、社内業務のときは早くて18:30。残業や、外を回ってくる業務のときは、21時になることもある。
疲れて帰ってきて、とくに今の時期は母の調子が悪く、やることなすことに説教を喰らうのでかなりのストレスだと思う。

また、母に質問されても、向こうをみてぼそぼそ答えるので何も伝わらない。
そして、先に書いた通り、自分から”〇〇したい”という意思を表明しないし、積極的に動かない。居間ではずっと自分の席を定位置とし、多分、いちにち固定カメラを設置したら、トイレ以外ずっとそこから動かない静止画になると思う。
母に「あんたは常に待ち受け画面なんだよ!」と怒られてばかりだ。


そんな父が。
リポビタンDXによって、意外な変化を見せたのだ。


母からの質問への応答が、即答になった。


私の妹の仕事が終わるのが父より遅く、職場までの交通機関がない&ペーパードライバーの妹を、雪の積もる冬期間は迎えに行かないといけない。
(夜は特に治安が悪いので)

私が今、鬱病の症状でパニックを起こす恐れがあり運転を控えているため、父か母がその担当をしている。でも、母が最近具合が悪く疲れていることが多い。

そういうときに、以前だと、母の機嫌をうかがうように
「、、、、、、俺行くか?」
と母に聞いていた父。

それが、

「俺行ってくる!」

と、自分から、すすんで、積極的に、動くようになったのだ。


、、、、、、自ら動かない、というのは性格だと思っていた。


母が、あるとき、自分に対して気を遣って言っているのではないかと思って、
「本当は行きたくないんじゃないの(疲れているから)?」
と、聞いたことがあるのだが、

「行きたい!元気だから!!!!」


、、、、、、、、、、おおおおおおおおおおおおお。


父が、変わった。


家族中が驚いたエピソードだ。

(逆に、今までどれだけ動かないできたのかという話になるけれど。)笑


でも、大黒柱として仕事してきて、日常の母の怒号にも耐え、そんな生活の中で
自分を「元気」だと言えるって、、、、、、


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飲み始めるまでのここ最近は、母のメンタル(軽度鬱病)も結構ひどかったので大荒れだった。父に怒りの矛先が行くが、父はふてくされているだけ。あまりに母が激しいので母には言い返せずに、ドアをばたん!と閉めたりするなど物音が大きくなる。
私は、どちらの姿も怖かった。
そして、昨年あたりから父はついに言い返す様子も。
(父の言うことが的を射てないんだよなぁ、、、)と思いつつほかの部屋で聞こえてくるいざこざを気にしながらも、やはり普段怒らないひとが怒ると近づけない。怖い。

夫婦、お互いにストレスを与えあっているような状態が心配だったし、一生このまま余生を過ごすのか、そして、それに影響をぐさぐさと受けてしまう私のメンタルはこの先どうなるのか、、、、、、
どうすれば家族みんながしあわせになるのか、本当に先行きが不安だった。


また。

父は、居間の定位置の自分の席に座り、TVをみながら、しょっちゅうしていることがあった。

肩周りを、痛そうに回すこと。
そして、気づけばいつも猫背どころか、三日月みたいに背骨を曲げていた。その体勢でいたら、体も痛くなるだろうし、体のバランスなんか、もうガタガタだろう。湿布や、塗り薬などを試して痛みを和らげようとしていたようだが、改善しているようには見えなかった。



、、、、、、それが。


父がリポビタンDXを飲むようになって、機嫌がいいことに気づいた後に、
”そういえば!”
な感じで思い出したのだ。


最近、体のどこかが痛そうに、体をさすったりしている様子を、一切見かけない。


、、、、、、そうか。


父は、この数年、ずっとずっと、体が痛かったんだ。
”痛い”ということが、心と体のストレスにつながっていたんだ。


今までの自信なさげな機嫌うかがいのコミュニケーションの態勢だったのが自主的になったのも、母の言葉でストレスを感じたり不機嫌になっていたのも、
身体の痛みが楽になることで、こんなにも改善されることだったとは。

性格だと思っていたこととか、態度、機嫌も、痛みがとれて楽になることで、こんなに改善されるんだ。


そして、睡眠は父の場合これまでも問題なかったのだが、質のいい睡眠がとれるかどうかは、本人の起きたときの実感でしかわからない。
父は、
「スッキリするようになった気がする」
と話している。

父は過去に、無理なスケジュールで仕事をしないといけなかった日が続いて、睡眠不足で倒れてしまったことがある。

父は、しっかり睡眠をとらないと動けないひとだ。


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いろいろと、予想外のことだった。
父が、『リポビタンDX』を飲みたいと言うこと、そして、
このような変化の仕方をすること。

でも、我が家族にとって、
父とこの『リポビタンDX』との出会いは、本当にいい出来事だった。


母にいつも怒られてさえない感じでいた父が、全く変わった。
嘘みたいに、明るくなった。
本来の父は、こうだったのかな。
そして、それだけ、今まで疲れていたのかな。


疲れていても、
それを表に出せるひと、出てしまうひと、なかなか出せないひと、出ないひと。
そして、自分自身が疲れに気づいていないひともいる。

父は、自ら出そうとしないが、顔の周りのヘルペスなど、皮膚に出やすい。
そして、過去に倒れたときのように、自分では大丈夫なつもりでいることもある。

仕事で疲れているからといって、家で何もしない、自分のこともしない、家族に任せきりだった今までの父。
それは、父が改めるべく、母の指導によって今ようやく進化中だけれど(もうすぐ定年)、これまでは疲れていてもう、思考能力も何もかも限界だったことは、確かだ。

私も、社会人時代(実家暮らし)は母に任せっきりだった。
病気になって、家にいるようになって初めて、母が何もかもしてくれていたんだと気づいた。
そして、それ以上に父がこんなにも今まで何も家のことをしないできたのか!ということも知るきっかけになってしまったけれど、、、、、、

でも、がんばって、父は今変わろうとしている。
要領が悪く、きっちりできすぎる母にいつも怒られてばかりだけれど。


そんな、父を『リポビタンDX』に引き続き、後押ししてもらえたら。


母も、父が明らかに元気になったので、もちろん喜んでいるし、安心材料が増えたことによって、鬱病母のメンタルも少し救われている。


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なお、私は、大正製薬さんとは全く関係ない人間で、回し者でもなんでもない。
ただ、本当に、意外な部分で家族が前向きに変わっていく予感がするので、これは書いておきたいと思ったまでで、、、、、、

でも、私、そして我が家の女性陣(母、妹)がいつもお世話になっている頭痛薬が、偶然にも、大正製薬さんの『ナロンエース』なのだ。


なので、ひとこと言わせていただこう。


我が家を、いつもありがとうございます!!!!



心と体って、つながっているんだなぁ、本当に。


鬱病治療中の身としては痛感している日々だけれど、父のこの一件で、また強く思い知らされることになるとは。


私も、母も働けない中で、いつもありがとう、父ちゃん。

感謝の気持ちを伝えるのは、本当に下手だけど、いつか回復したら、絶対親孝行する。
父にも、母にも。

できるかなぁ。


現在の私はものすごく調子が悪い。



明るくなった父のように、私にも、ちょっとしたきっかけや出会いで、変われる日が、くるといいな。

今は、無理してはいけない、本当に、沈んでいる時期。

書こう書こうと思っていたこの記事も、ようやく書けた。



ひとりでも多くのひとに、届きますように。


※商品情報を、貼っておきます。



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