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炎裂き、風を断ち、その先へ③

無事に昇格することになりました

シリーズでお送りしてきた『炎裂き、風を断ち、その先へ』ですが、今回が完結編となります。

まず最初にご報告させてください。

アルバイトからスタートした女子社員ですが、このたび無事に昇格することになりました。(パチパチパチ)

アート部門のマネージャー(ヒゲ)がNGを出していたのですが、私と話し合って(喧々諤々と)なんとか承諾を得て無事に「OK」が出ましたので正式に昇格となったことを報告しておきます。

シリーズの最終回となる今回の記事では正社員が昇格するとどうなるのか、ということを軽く説明しておきますね。

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昇格すると年収が上がります

わかりやすく言ってしまうと、昇格すると査定項目が拡張されて年に二回支給される賞与の金額が大幅に上がります。

サイバーコネクトツーでは毎年6月と12月に賞与が支給されます。

ざっくりイメージでお伝えすると6月は少な目で12月は多めという感じです。(毎年だいたいこんな感じ)

これは12月のほうが決算月(毎年1月)が近くてその年の決算額がより鮮明に見えてきているため、賞与幅が大きく設定される傾向にあるためです。

サイバーコネクトツーの賞与はだいたい3つの項目で査定が行われてそれぞれに支給されるようになっています。

①会社全体の利益
②タイトルに対する貢献度
③その他の行動

①は会社の利益を全スタッフに割と均等に分配しますのでだいたい一律で金額が設定されて賞与の中に固定される感じです。

②はスタッフ自身が携わった開発タイトルが損益分岐を超えてその年の会社の利益に大きく貢献できていた場合に、やはりそれぞれのスタッフの開発貢献度を査定して支給されます。

③は開発以外の行動ということになります。例えば学校講演やインタビュー取材だったり、TwitterなどのSNSでの活動も評価されます。(Twitterでバズったりするとその数値によって評価するという弊社独自の文化というか評価システムです)

この3つの項目の中で最も割合が大きいのが②のタイトルに対する貢献度の評価ということになります。

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賞与と損益分岐の話をするのでちょっと待って

うん、ちょっとストップ。いや、普通にそのまま書き進めていきながら賞与とタイトルの損益分岐の話をしてたんだけど、かなりデリケートな話になってきたというか、そろそろどっかの関係者の偉い人からまた「誰もが見れる場所で機密情報に触れるようなことを書いてんじゃないよ」と怒られそうな雰囲気になってきたので一回踏みとどまります。

というか、(なので)ここから先は内緒話にさせてください。

もちろん機密情報には触れないし、そこはうまくかわしながら書き進めて説明していくのですが結構具体的な話をしないことには説明も出来ないと思うので予防線だけ張らせてください。

それでは改めまして、賞与と損益分岐の話です。

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ゲームソフトの損益分岐と賞与の関係

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