『マリオ』の新作ゲームを考えよう!
世界のスポーツ競技者人口ランキング
突然ですが、世界で最も競技者人口が多いスポーツをご存じですか?
だいたいこの手の質問を日本人にすると「サッカー?」と答える方がほとんどなんです。
しかし、実際は以下のようになっています。
まず1位からですが、「意外!それはバレーボール!?」という印象じゃあないですか?
あと「え、野球ってこんなに少ないの?」って感じしませんか?
日本人がパッと頭の中で考えると、「まずはサッカー、その次に野球?」とイメージをしてしまいがちですが、実態は大きく異なっています。
まぁ、3位の卓球なんかは1/3の1億人ぐらいが中国人らしいので、ちょっとズルというか「そりゃ11億人もいる国だからなぁ」と思ってしまいますよね。
あと4位のクリケットってイギリスの国技にもなってるけど、そんなにいるの?って思ってしまいますが、どうやらインドの競技者人口がやはり多いようですよ。(インドの人口はおよそ13億人)
人口の多い国を味方につけると強いなぁ、と言わざるを得ませんが。
それにしても印象と実態が随分とかけ離れているものですねぇ。
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では日本の競技者人口はどうなってる?
上にあげたランキングはあくまで世界における調査結果です。では、日本のみでランキングするとどうなるのでしょうか。
ほらー!やっぱりー!1位がサッカーで2位が野球ー!あってるじゃんー!って、思ってしまいますよね、日本人は。
これがイメージしたままのランキングですよね。
ん、え?陸上競技って、スポーツ、なの?って、思ってしまいませんか?(あくまで個人の感想です)
あと、バレーボールって日本でも4位なんだ、凄いね。
そして、結局、卓球は5位にいるのね、そんなにいる?卓球やってる人?(あくまで個人の感想です)
あんまり言うと、一部の人からまた怒られそうなのでこれくらいにしておきますが。
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『マリオ』の新作ゲーム企画を考えよう!
急になんでこんな話をしているのか?というとですね。私自身が年間100回実施している学校講演のおよそ20%くらいは小学生や中学生を対象とした講演も含まれています。
ゲーム系の専門学校生や大学生と違って、小学生や中学生がゲーム開発のための知識や技術を備えていることは非常に稀ですし、そもそも「ゲーム業界ってどんなところ?」という基礎的な情報を知って夢を抱いてもらうためにやっている講演なので、基本的には「モノ作りの楽しさ」を主に伝えるようにしています。
その授業の一環として、たまにワークショップ形式で「ほんの少しだけでいいから学生に考えて発表させてほしい」と学校側から依頼された時に、私が出している課題があります。
それが以下のような課題です。
やはり、この課題の最大のポイントとなるのは「これまでに無い新作」という部分ですね。
課題制作が始まるとまずは子どもたち自身で、ネットで既存の『マリオ』ゲームのタイトルラインナップを調べるところから始まるわけです。
同じような内容の企画はダメなわけですから、まずは「これまでにどんな題材が使われているのか?」ということを調べます。
そして驚くことになるのです。
『マリオ』を題材としたゲームソフトのラインナップの多彩さに。
特にスポーツを題材とした『マリオ』作品は数が多い!
『マリオゴルフ』シリーズ
『マリオテニス』シリーズ
『マリオスタジアム』シリーズ
『マリオストライカーズ』シリーズ
『マリオ&ソニック AT オリンピック』シリーズ
『SSX On Tour with マリオ』シリーズ
『マリオスポーツ』シリーズ
*『SSX』シリーズはスノーボード系ですね。
ちなみにスポーツ系以外でも、歴代のタイトルラインナップで『マリオ』が登場する任天堂ゲームソフトだけでも、ざっと180タイトル以上あります。
180タイトル以上ですよ?どんだけマリオというキャラクターがスーパースターであり、任天堂を代表するシンボルなのか、ってことが理解できますよね。
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考えなければならない事は二つ
この課題を通じて大きく考えなければならないことは二つあります。
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