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6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む

"僕は本が大好きです。でも、起きている時間のほとんどは本を破壊することに費やしています"主人公の断裁工場で働きつつ、毎朝6時27分発の電車で【生き延びたページ】を朗読する儀式の描写から始まる本書は、ちょっと変な登場人物達が、それでも周囲から好意的に受け止められていく様子が爽やかな読後感を与えてくれる。

個人的には、フランスではないし、朗読でもないけれど、同じく6時台の電車にのってランダムに作品達と向き合う毎朝を重ねている事もあり、不思議な親近感を覚えました。

大作ではないけれど、朝の読書をする方に、そして穏やかな作品を読みたい誰かにオススメ。

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