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嗜好から圧倒的に遺伝的なものを感じる

休日。特に何もしなかった。

いや、そう言えば自転車で15分くらいのところにある駅のパン屋さんへパンを買いに行った。
相方がパン好きのため、時折ホームベーカリーで焼いたりもしているが、まあ、パンならば何でも良いらしい。

私もパンが嫌いでもないが、相方と一線を画す部分がある。私はチーズだのバターだのジャムだのをつけて食べるが、彼女の場合は何もついていないパンが好きというところ。
あとは、食パンの耳が好きだったり、バケットが好きだったり、それらに何もつけずに食べるのが好きというのだ。これは本当にパン好きなのだろうという感じがする。
バケットは油断すると一本食べてしまうので、どうにか自制心を持って半分で止めているらしいが、私には理解できない。何も味がしないパンを何故そうも大量に食べられるのだろう。ホームベーカリーで焼いた食パンにおいては、『周りを全部下さい。柔らかいところは全部あげるので。』とまで言うではないか。

こういったことを目の当たりにすると、私は間違いなくパン好きではないのだろうなと思うのだ。

そう言えば、過去にお看取りした人の中に、Kちゃんと同じくらいのパン好きの方がいて、その方は嚥下機能が落ちてペースト食やミキサー食になっても尚、最後の最後まで『パンをくれえええ!パンを食べさせろー!』と言っている婆ちゃんだった。
その話をすると相方は「わかる!」と言っていたが。
吸引機を用意して、ご家族と相談の上で小さくちぎったパンを食べて貰ったんだよなあ、あれ。

Kちゃん用のバケットを買った同じ店のイチジククリームチーズパンを食べつつ、そんなことを思う。

食べすぎは良くないらしいよ。

そういうと「パンなんて人類が何千年も食べてるんだから!そんな理屈はアホだと思わない?」とのこと。
うーん、何千年前の人類のこと知らないので、これも良く分からない。しかし、よくぞ実っている小麦からパンを発明して下さった。ありがとう、ご先祖様。おかげ様で相方が今日も幸せです。

ちなみに彼女は、やや痩せ型の筋肉質の健康体。好きなものを食べるのはやはり良いことらしい。

***

で、やっぱり別段何もしない休日だったのだ。食べたり飲んだり、動画見たり、眠ったり。
ほとんど二人してソファーから離れない。

でも、何だか良い休日だった。
明日からまた頑張ろう。

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