2022全日本大学駅伝感想

結果は駒澤大学の圧勝でした。近年の戦力を考えたらこうしたレースにならないのがおかしい気がしましたが…。青学、國學院も駒澤ほどハマらなかったにしてもいいレースをしました。ですがやはり万全でも駒澤には勝てなかったと思います。

何せ駒澤のベンチには、10000m27分台の鈴木芽吹、28分02秒の唐澤拓海、28分14秒の白鳥哲汰、28分20秒の青柿響、5000m13分40秒の佐藤条ニ、昨年全日本4区3位の赤星雄斗など、縁面だけ見たら強い選手が山のようにいました。これに匹敵するのは青山学院くらいです。それに加えてエース級の力を見ると、田澤廉選手を始めとして圧倒的で、これで今まで勝てていないのが不思議なくらいです。

今年はスタミナを中心に練習を積んできたとのことで、今回の全日本ではそれが如実に出たかなあというところです。ただ、10月11月のこの時期に、やや照準が合い過ぎている可能性はあります。ここからしっかり疲労を抜いて、直前にメンバーを揃えて20キロ超を万全の状態で走れるようにしていけるかが監督の手腕の見せ所でしょう。

近年の駒澤大学のすごいところは、学生駅伝で結果を残しつつ、実業団に入っても伸びるような選手育成ができているところ。学生時代はそこまで目立たなかった選手が、しっかりMGCなどの挑戦権を獲得しているところは素晴らしいです。田澤廉選手も伸び代を残して育成しているとのことで、これからの駒澤に目が離せません。応援にも力が入ります。

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