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東京都知事選2020に山本太郎氏立候補決定

2020年6月15日時点で、
・小池百合子氏(67)
・宇都宮健児氏(73)
・小野泰輔氏(46)
・立花孝志氏(52)
を始め、その他13名が立候補を予定しています。

そんな中、れいわ新撰組の山本太郎氏が立候補を宣言しました。

野党統一候補を画策したが、まとまらなかった野党

野党統一候補として山本太郎氏が立候補できなかった経緯について説明がありました。原因としては下記の2点をあげています。
・野党各党と連携を探ったところ「無所属」で出馬することが条件としてあげられたが、山本太郎氏は受け入れなかった
・次回の国政選挙で「消費税5%」を野党全体で掲げることに合意して欲しいと依頼したが各党内で調整できなかった

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宇都宮健児氏と左側の票が分散してしまうことについて

2度、山本太郎氏と宇都宮健児氏の2人だけの会談を持ったことを公開しながら、その中で方向性は同じであったものの、いくつかの政策で異なることが確認できたとのこと。最も大きいのは経済政策だったということでした。山本太郎氏はかねてからMMTに近いような国が国債を発行して国民にお金が行き渡るようにする政策を掲げており、その辺りが宇都宮健児氏と異なったのでしょう。


政策は下記の通り。
その名も「東京都8つの緊急政策」

1. 東京オリンピック・パラリンピック中止

やれるかも、やれないかも、という状態で進めることで、様々な予定が立たず損失が大きいことをあげ、そもそもオリンピック準備にかけているお金と人材リソースを他のところに回すとのこと。

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2. 総額15兆円で次のコロナ自粛に備える

全都民に10万円給付、授業料1年間免除、中小零細企業・個人事業主にマイナス分を補てん、病院を金銭的に支援、新型コロナウイルス第2波が来た際には都民1人に10万円、事業者には100万円、医療従事者、駅員、スーパー店員などエッセンシャルワーカーに危険手当として日給2万5000円、など手厚い新型コロナ対策を実施するということです。

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3. 都の職員3000人増員、ロスジェネ・コロナ失業者に職を

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4. 低廉な家賃で利用できる住宅を確保
「住まいは権利!」を東京から

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5. PCR検査・隔離・入院体制を拡充
都立病院の独立行政法人化は中止

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6. 首都圏直下地震・大水害から都民を守る

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7. 障がい者のことは障がい者で決める東京

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8. 保育所・特養の増設。介護・保育職の処遇大幅改善

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山本太郎氏の立候補発表の動画

詳細は下記の記者会見動画をご覧ください。

※この投稿の画像は全てこのYoutube動画の中からキャプチャさせていただきました。

東京都知事選の展開について

支援派、反対派の両方の話を聞いても、小池百合子氏の圧倒的な優勢は確実です。「女帝 小池百合子」という書籍も話題になっていますが、選挙中の討論などを通して小池百合子氏に非常に不利な情報が出てこない限り再選の可能性は非常に高いと考えられます。

そういった意味では、野党候補はどれだけ善戦できるか、もしくは自分名前や支援した党の名前をどれだけ売れるかが目的になるような選挙になることと、新型コロナウィルスの影響もあり、投票率が下がることも予想されます。

いずれにせよ、例えば山本太郎氏が掲げる、お金を配って徹底的に苦しんでいる都民を支援するようなムーブメントが広がれば新都知事も動かざるを得なくなるわけですので、しっかりとWeb、リアル、投票行動として都民各自の意思を表明していくことが重要だと思います。

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