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おいしいおいしいオバケ

我が家にはオバケがいる。

そう、「おいしいおいしいオバケ」である。

・・・学生時代に一人暮らしを始めてから、社会人になってもそれなりに自分で料理をして食べてはいたが、結婚してからは早い段階で私がつくる料理はカレーやチャーハンといった男飯に偏ってしまい、今ではほとんど作らなくなった。。

理由は単純で、奥さんがつくる料理の方が美味いからだ。

でもたまに、家族が寝静まってる平日夜中にお腹がすいて、冷蔵庫のありものでササッと料理することはあるし、休日でも台所に立ってアレコレとお酒の肴をつくることはある。そんな時だ!オバケが現れるは。。

「その冷奴に卵黄をのっけるとオイシイヨ…」

「それに半熟目玉焼きを被せるとオイシイヨ…」

「それに胡麻をたっぷりかけるとオイシイヨ…」

オバケはチクチクと小言を言ってくる。好きにやってるんだから構わないでほしい!って思ったり、余計なお世話だ!ってホントは言いたいんだけど、これがまた本当に美味しくなるから、なんか悔しい。。

でも、よくよく考えるとだ。そのオバケは、食への強いこだわりと、少しでもおいしく食べたいっていう高いモチベーションを私と違って持ち合わせているのだろう。。

だから、私は素直にオバケの小言を受け入れようと思う。これからもずっと…

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