道路に描かれた白い線

薄暗くなった日暮時

ずっと先の方まで長く続く白い線

所々ダメージジーンズのように

下地が見えている白い線

バランスをとりながら歩く

ゆったりとした風景が流れていき

歩いてきた後ろにも白い線が続いている

一定に幅を保った白い線の上

少し離れて歩いてみる

少し不安な気持ちになったような

感覚の違いを感じて

靴音を鳴らさないで足速に

また白い線の上へ戻ってみると

少し安らいでいる気持ち

白い線の上は落ち着く場所なのか

定められた道なのかわからない

所々剥げていて下地が見えている

ずっと長く続く白い道

最後は、ガバッと跨いでけんけんぱ