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『雲の切れ間から感じるもの』

雲の切れ間

青や黄色が見え隠れ

覗き込もうと

我が身を空に持たせ掛けてみた

見ようとしても見えない

見せてくれない

歯痒い思いを感じ

飛び交う飛行機と鳥に

思いを託し

アスファルトの上

立ち竦む我が身に

許しを請う

焦らないで待ってくれ

思いを受け止めようと

必死の形相で

空からのメッセージ

掌の上に受け取る


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雲の切れ間から何かを感じた

斜めに切り立った雲や

もこもこと盛り上がった雲

切れ間には青い空や太陽が

顔を覗かしているように見えた

錯覚だった

例え見えたとしても刹那

あっという間に様変わり

自分自身の形相の方が

滑稽でびっくりする真剣さ

飛行機は見ている

鳥たちも見ている

雲の切れ間には何があるのか

アスファルトの上に佇む己

ちっぽけな自分に対して

大きな思いを期待している

覗き込むこと自体が間違えている

待っていなさいって言われた気がする

大きな空からのメッセージ

自分の小さな手のひらの上に

ひらひらと舞い落ちてきた

「待っていて」…と、一言だけ書かれていた


「言葉たち、ありがとう」


「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」

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