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『淡い季節を感じて』

束の間の温かさ

この小さな体一杯

前から横から後ろから

受け止められるもの全て


風の冷たさを弾き飛ばし

疲れた顔を掌で叩き

何処へでも行くって

静かに揺るぎなく


淡い季節とは裏腹に

弾き飛ばす勢い

必要な時節柄を感じ

気を溜め込もうとして


かめはめ波でも

出そうとしているのか

定かではなく

受け止め感じて弾く


この世の憂い

一手に引き受けて

一気に弾き飛ばそうと

しているかの如く




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