縦横無尽に

碁盤目状の道

忙しなく走り回る

せかせかと

道なき道なのか

定かではない通り道

脇目も振らず前へ

行き止まると折れ曲がり

また行き止まりと折れ曲がり

碁盤目状の道を走り回る

蟻さんが碁盤目状になっている路地を

せかせかと走り回っている

働き者なのか何かを探しているのか

９０度に曲がって繰り返して

走り回っている

見ていると

人も同じなのかなぁって

碁盤目状に決められた道を

あくせくと走り回っている

脇目も振らずひたすら走る

突き当たると方向を変える

繰り返し方向を変えて走る

何かトラブルが起きると方向転換

京都も碁盤目状の街並みだが

人生もひょっとしたら碁盤目状に

ある程度決められた道を歩んでいるだけ

かも知れない

碁盤目状の道なき道を今日も歩いている

そんな気がして寂しくなった

碁盤目状の道から出る方法を

試行錯誤しながらやってみよう

チャレンジするしかない

ぶつかったら方向転換

それじゃ碁盤目状にいる感じがする

ぶつかったら、もう一度同じ方向にぶつかって突き進む

これが打破する方法




「言葉たち、ありがとう」

「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」