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恋愛 英語クラスの放課後物語#55: 「Xmasの勘違い」 <ー 言語をたどる

今回は「Xmasの勘違い」についてコメントをさせて頂きます。

12月と言えばクリスマス、サインとしては「Xmas」ですが、一部の方を除けば意味を誤解しているかもしれませんので、コメントします。

ま、毎年この時期同じようなことを書いていますが、今回はバージョンアップしています(たぶん、笑)。

昔、知り合いがこの「Xmas」の「X」をキリストがはりつけになった十字架を指すと真面目に言っていて驚いたことがあります。

「Xmas」を解剖するとこうなります...

そもそもこの「X」は、ギリシャ語の

Χριστός = クリストス = キリスト

Mas = 典礼、ミサ 

Note:
Missa (ラテン語) ー> Mass (古英語) ー> カトリック教会においてパンとぶどう酒を聖別して聖体の秘跡が行われる典礼(祭儀)

そう考えると

Χριστός + Mass = クリスマス

に聞こえませんか?

結果的には

Χριστός + Mass = クリスマス = キリストの典礼(祭儀)

と言うのが本来の意味だと思われます。

欧米人は恐らく知っていると思うので、とりあえず「X」は十字架ではないと思っていただければいいかと思います。

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