愛情を包み込むように
どーも、「クセになったらやめられない」そんな人類のクサヤ的ポジションを狙っているおれです。
と言うわけで、男と女の違いは神様レベルで分けられており、そこには隔絶した意識が確かに存在する。
"男は大好き、女は大嫌い"という小島よしお的好みや、"女は大好き、男は大嫌い"というクリームモリモリパンケーキ的好みがあり、折衷案で小島よしおをクリームでモリモリにしても男女どちらもがダイスキっ!とはならず、やはりどこまで行っても男女は分かり合えない。
※たまーにクリームモリモリ小島よしおが好きな輩も存在するがここでは言及を避ける。
わかりやすいところで言うと男はくせーのを欲す。
「それ食えるんですか?」と問われても「たぶん」としか答えられないようなモノも好きである。
「クサヤ大好き」というインスタ女子がいないことからも明確で、クサヤなんてものはオトコだけに存在が許されていると言っても過言ではない。
おれもそれに違わず、くっせー餃子が好きである。
もはやくっせー餃子を食うために、餃子を手作りする節がある。
昨今、日本を席巻する中華料理屋の餃子もうまいのだが、万人に愛される味付けであり、健全な男子からすると物足りなく、お店の人に「生のニンニクください」と頼んでタレにぶち込む猛者もいるほどだ。
男女どちらも来店することを見越している味付けであり、猛者からしたらハイハインと同じ優しさである。
一方、健全なおっさんに愛される町中華や昔ながらのラーメン屋の餃子は滅法くせー。
ぷりっとカリッとした皮を噛むと、中から肉汁と共にくっせー香気が口の中で爆発する。
もはや食後に人と会話をするのも憚られる禁忌の食物である。
がしかし、そのくっせー餃子がうめーのである。
なんかこう滾らせてくるのである。
この餃子のポイントはニラである。
ニンニクは中華料理屋の餃子にも入っているが、それを超えるパンチを出すにはやはりニラ先輩がメインで入ってこないといけない。
一人暮らしをしていて風邪を引いてしまい、自分でおかゆを作った時があった。
玉子を入れるだけではどうにも物足りない。
たまたま冷蔵庫にいたニラを細かく刻んでぶち込んでみたところ、旨味が恐ろしいことになり、うひょーと完食してしまった。
無論、そこから風邪もぶっ飛んで行き、そこから風邪を引いたらニラ玉おかゆがおれの鉄板メニューとなった。
胃腸に優しいことを目指して玉子のおかゆにしているのに、そんな劇物を投入して身体はおかしくならないのかと疑問になるだろう。
身体はおかしくなっていないが、頭はおかしくなっていると思われる。
おそらく胃腸はビックリしているに違いないが、それ以上に脳みそが求めていた物質が大量に入って来たと思われる。
何かと結びついて、アドレナリンに変わり、「くっせーうんめー」と元気を取り戻す。
これは男だけの快楽であり、女にとっては「ついに気が狂ったか」と思われるだけである。
風邪を引いたか弱い女性には、白がゆと白湯を作ってあげれば、優しい男に認定されるはず。
と、書いていて無性に餃子が食いたくなって来た。
誰かくっせー餃子教えてください。
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