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植物学から学ぶ!生存戦略!

書籍「雑草はすごいっ!」を読みました。

この本は植物学者の稲垣栄洋先生と小島よしおさんのによる雑草の戦略から人生の教訓を学ぶ!という本なんですけども
雑草から人生を学ぶだなんて、不思議ですよね。
(どういうこと・・・???って思いません?)

でも読んでみると「なるほど」と納得してしまうんです。

ところで、小島よしおさんと言えば、「そんなの関係ねぇ」で有名な芸人さんですよね。皆さんも絶対に知ってると思います。

いわゆる「一発芸人」のイメージが強いです。
でもずっとテレビに出続けてますよね。消えそうなのに全然消えない。むしろ活躍の場を広げている気さえする・・・

どうして小島よしおさんがこのように生き残り続けることができたのか、こちらの本ではその道筋を雑草の生存戦略になぞらえて説明されています。

雑草って抜いても抜いても生えてくるイメージがありますが、実は植物学的には弱い植物なんだそう。
そのため、生存していくために彼らは戦略を練っています。
自分の強みが発揮できる場所にはえたり、大量の種をまいたり、生き残る可能性を少しでも上げようとしているのです。

著者の稲垣さんは講演会などで雑草についてお話しすると、経営者の方に「企業戦略の参考になりました」とか、「ビジネスの方法がわかりました」と感想言われることが多いそうです。
アスリートの方や指導者の方からも同じように「ふに落ちました」と納得されるのだと。
植物の世界も、ビジネスの世界も、スポーツの世界も、芸能界も、成功するために必要な事は同じだと言うことです。
分野は全く違うのに、真理は同じだなんて面白いですね。

それでは、今回はこちらの本で学んだことを3つご紹介したいと思います。

【①助け合い】

自然界は熾烈な生存競争が繰り広げられています。
しかし、相手を蹴落とすのではなく、助け合うことも大事だというのです。

雑草は動けない生物なので様々な動物と助け合っている生きています。
例えば、花粉を昆虫に運んでもらったり、鳥に果実を食べてもらって糞と一緒に遠くへばらまいてもらったり、他の生物と共存関係を保っています。

でも、虫も鳥も花粉や果実を食べてしまうので、もともとは雑草にとっては敵でした。
自然界の中では、とにかく生き残らなければならない。
そのためには、相手を蹴落とすのではなく、winwinな関係を築く方がお互いのためになる、ということです。
競い合うよりも助け合う方が有利、これは人間社会においても同じことが言えることなんじゃないかな、と思いました。

【②自分に合った環境を探す】

雑草は、自然界の中では弱い植物だと言われています。
競争に強い植物たちが育つ森では、生きることができません。

雑草は生存競争が激しい場所から逃げ出して、自分が戦える場所を探しました。
例えばそれは、花壇の中だったり、アスファルトの隙間だったり、グランドの隅っこだったり・・・
自分に合った場所を探して生きているのです。

これは人にも言えることで、同じことをしているのに、受けいれてもらえる場所があれば、反対に否定されてしまう場所もあります。

同じ雑草でも場所が違えば成功はできない。
思ったように自分を生かせないのは、もしかしたら環境があってないせいかもしれません。

【③アウトプットの効果】

以前、アウトプット大全についてのnoteを書きましたが、(詳しくはこちら↓)

なんと、こちらでもアウトプットについての記述がありました。

植物は、土の中から水を吸い上げて生きています。
ポンプのような吸引力もないのに、どうやって根から水を吸い上げているのでしょうか。
葉っぱから水分が蒸発してなくなると、その分だけ水が引き上げられてストローのように根から水が吸い上げられているのです。

つまり、新しい水を吸うためには、水を外に出すことが必要なのです。

人間も同じで、持っているものを出し惜しみしていると新しいものは入ってきません。
情報や知識をアウトプットすることで、新しい情報や知識が入ってきます。

小島よしおさんは、活動の中で「野菜の歌」を発信していますが、野菜の知識があまりない状態で野菜の歌を作り始めたそうです。
でも、とりあえず「野菜の歌」を作って発表したことで、小島よしおさんはどんどん野菜に詳しくなっていきました。
野菜に詳しくなってから「野菜の歌」を作ろうと考えていたら、いつまでたっても作ることができなかったかもしれません。

自己成長するためにはアウトプット!!
インプットよりもアウトプットを意識することの方が大事なんだろうなと思いました。


私はイラストレーターなので、こちらの本から、イラストレーターの生存戦略が学べればいいな~と思って読みました。
自分の個性が埋もれてしまっていて、どうすればたくさんいるイラストレーターの中で生き残れるのか悩んでいたからです。

きっと雑草の生存戦略のように、少しずらして考える必要があるんだなと感じました。
植物で例えると、
多くのイラストレーターさんたちが活動している場所が森なら、私はアスファルトの隙間とか自分がオンリーワンになれる場所を探した方が良いということです。
そして、自分の強みを見出していく・・・

植物は掛け算することで個性を強化していくそうです。

そういえば、あんまんサロンのあんじゅ先生はVoicyでキャラを強くするためには掛け算が必要だと言っていたなぁ・・・

あんじゅ先生の掛け算は
「かわいい×難しいことを簡単に伝える漫画が描ける×元大学職員」

私の掛け算はなんだろう。
今一度考え直そうと思いました。


イラストレーターぽちまる(@pochimaru877)
ぽちまるのポートフォリオサイト (pochi-palette.com)

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