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顔面激突!(街で★深読み)

神楽坂で旧友とホルモン焼き屋でビール飲みながら、
「これからの人生で最も重要なのは、転ばないことだ」
彼の数年前のひざ皿の骨折、私の今年2月の突き指骨折を振り返りながら結論したばかりでしたが……。

また、やってしまった。

両手に荷物を下げた状態で、外出先の駐車場に埋め込まれた金属製杭のアタマ部分 ── 4センチぐらい地表から出ている突起につまづき、そのまま前に倒れ、顔面がダイレクトにアスファルトに激突しました。
頭部を激痛が襲い、額と鼻から血が噴き出しました。アタマから星が出る、なんて言いますが、本当に星が出たんじゃないかな……。

休日でもあり、出先でもあり、そして頭部でもあったので、ためらいましたが救急車をお願いしました。

40年以上前に大学構内でつまづいて割れたジョッキのガラスで顔を切り、血が噴き出したことを想い出しました。
(余談ですが、この時はちょうど通りがかったパトカーに一緒に飲んでいた友人が拘束され、犯罪ではないとわかってからパトカーが手配した救急車が来ました)
なぜジョッキを持っていたか? ── この話はいずれ書きたいと思っていますが……。

今回は結局、救急搬送先で額を3針縫いました。旗本退屈男になってしまった……。
CTの結果、骨や脳に損傷は無さそうだ、というのが不幸中の幸いでしたが……。
搬送先で優しく接してくださった担当のお医者さんと看護師さんたちには、感謝しかありません。

自宅に戻ってからこの悲惨なニュースをくだんの友人にメールすると、新たな教訓を箇条書きにして送ってくれました:

① 両手をふさいではいけない。
② 小さな段差こそ危ない。

①はまったくその通りで、山歩きの時は両手にモノ(ストックはOK)を持つのは危ないし、企業に勤めていた時もポケ手(ポケットに手を入れて歩くことをこう呼んでいた)は禁止だった。
生産現場ではもちろんですが、普通のオフィスワークでも、特に階段を下りる時などのポケ手はきわめて危険です。
会社で作業服を一新したことがありましたが、《ポケ手》ができないように、両側にポケットのないデザインが採用されました。
(小物を入れられないので社員には評判が悪かったけれど、《安全第一》ということですね)

そんなサラリーマン時代の話を書いたら、友人の方はもっと悲惨なエピソードを送って来た:

若い頃、先輩が2階にある居酒屋の階段から足をすべらせて、亡くなったことがありました。
彼は階段の残り3段くらいから落ちて、頭を打ちました。もし階段の上の方からなら、こけても、滑り台のようにずるずると落ちて、怪我はしますが亡くなることはなかった、と当時言われました。
それからしばらく、2階の居酒屋には行かないことになりました。地下の店はOKです。酔っぱらって帰るときの階段は上りですから。

②はやはり、認めたくはないが、老化なんでしょうね。
年をとるとわずかな高さの敷居につまづくようになる、とは聞いていましたが、まさか自分が……。

気を付けてくださいね。

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