全部だきしめて、そして
明るいうちに帰りたいという願いは叶わず、坂の向こうには街の灯りがきらめいていた。
こんなとき慰めになる曲がある。
そのひとつが吉田拓郎さんの「全部だきしめて」。
ややこしい上司の仕事が片付かず、帰りのクルマでこれを聞きながら悔し泣きしたことがあったっけ。
若かったな…、仕事で泣くなんて💧
今はカオスで泣く気にもならない😆
そしてもう一曲は、浜田省吾さんの「デスク越しの恋」。
残業のお供に、妄想のオフィスラブができる。
浜田さんに「あ、ミタライまだいたの?」と声かけられたら、あぁ〜、膝から崩れ落ちそう😆
でもあの曲、まだ携帯もない電話の時代。
内線電話使ってる…。
ま、今でも私は内線使うけど、そうじゃなくて、社内恋愛してるなら自前のスマホで、LINEで連絡するでしょ。
携帯電話ができて、よかったね😊
でも社内恋愛なんて、最近はもうないかぁ。
結婚したころ夫の帰宅は毎日10時過ぎだった。
(今もだけど)
0:35を過ぎると電車がなくなるので、今夜は帰って来ないとわかる。
「今夜は帰らない」と電話くらいしてくれたらいいのに、一度もかけてきたことがなかった。
でも心配になって、夜中の2時ごろ会社に電話したことがあった。
(初めて帰って来なかった時は心配で、電話番号もわからないから深夜に104?の番号案内に聞いて)
そして電話をすると当たり前のように「はい、〇〇会社です」と電話に出る人がいるのも驚いた。
小さな会社だから、ラッキーなことに夫が出れば「今夜は帰らないの?」と確認して、用件を伝えて1分ほどで切る。
深夜だからまいっかという気もあったが、やはり同僚が出ると気まずい。
「ミタライですが、主人がいつもお世話になっております」なんて挨拶して、あー恥ずかしすぎる。
でも深夜2時だから、心細い若妻だから😆
あのころ携帯があったらよかったのにな。
残業って孤独だけれど、仕事がはかどるのは少しわかる。
電話やメールは来なくなるし、静かに自分のペースで進められるから。
しかし、ものには限度がある。
ブラックすぎる毎日だった。
でも、始発で帰宅して8時過ぎの電車で出勤なんてことはさすがにもう無理らしい。
ご近所さんに「ご主人、駅と逆に歩いてるの見たよ〜」と笑われたことも懐かしい😆
今日明日は忘年会だと言う。
世の中の忘年会、戻ってきたか。
私は週末のライブと、息子たちとの忘年会を楽しみに、今日も仕事がんばるもん。
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