ちゃんみなの下着を脱がしてみたら小さい西野カナがいた

美人 - ちゃんみな

・みなさん、おはようございます。みなさんちゃんみな って知ってます？2016年にメジャーデビューしたフィメールラッパーでなんか割と10代とかの女性F1層に人気があるという24歳の女の子なんですけども、僕結構彼女の曲好きなんですよね。まず結構大人っぽいセクシーな路線で戦ってて、ちょっと椎名林檎風味な香りもするし、ちゃんみな自身では”練馬のビヨンセ”っていう入りでやってたみたいなんですけど、まあ結構気の強い女性！って感じの曲作ってて、すごい曲調もカッコいいんですよ。

・この上に載せさせていただいた美人っていう曲も、醜いブスが歌ってんじゃねえよっていうアンチコメントに対する怒りとか込められてて、すごく女の強さを表現しているんですけど、なんかね、なんか、ちゃんみなの憂いとか、弱みとかが、一瞬チラつくんですよね。う〜ん、この後半にメイクを化粧落としで拭って、すっぴんで大サビ歌うっていう演出があってすっごいカッコいんですよね。この美人っていう曲が女性のキレイになりたいという願望に対する曲で、それに対するアンチテーゼとしてすっぴんになって美人を歌うというこのパラドックスを演じるのはすごく面白いんですよ。ただなんというかそこに、てかその演出によって、ちゃんみなの中に迷いや矛盾、葛藤、つまりコンプレックス、弱さが感じられるんですよね。

・メイクを落とすという演出が「どうよ、私はすっぴんでも歌ってやるよ。醜いブスが歌ってファン沸かせたるよ！」っていう意味に捉えられてしまって、なんというか、気にしすぎてる。そのアンチを気にしすぎてる。アンチを気にしてしまうという弱さ、逆に言えば女の子の儚さ、まあ可愛さも感じられるんですよね。でもアンチを気にしてしまうというメンタルの弱さがだんだんちゃんみなの女の子らしさに感じられてて、それはそれでギャップでちょっと推せますよね。それを踏まえて、ちゃんみなの過去作を見てみましょう。

ハレンチ - ちゃんみな

・こちらは2021年にリリースされた結構ちゃんみなの中でもバズった曲で、コードがあの丸サなんでね。ってか丸サ進行最近ディスられてね？来ましたかついに。このフェーズに入っちゃいましたか。まあね、流石にこすりすぎてるもんな〜。マッシュやセンターパートみたいなもんだよな〜。良いものは流行る。そして消費（消化）される。そしてうんこにされる。そしてアンチテーゼ的な新しいものが流行る。だからこそ消費したもんを記録していこうよ。pocket tune times。始まりました。ラヴィットみたいな遅さでタイトルコールさせていただきました。

・でこの曲、まあ丸サ進行ですから妖艶な空気漂わせ、タイトルも「ハレンチ」、MVは見ての通り、相当なスケベな雰囲気を醸し出し、相変わらず女の妖艶さ、美しさ、強さを表現していますね〜。いいねえ〜。すごくいい。うん。うん？ちょっと歌詞を覗いてみましょうか。

・乙女やん。めっちゃ乙女やん。ちょっと待って。この感じ。10代に爆発的に人気の歌姫・・・。なんか10年前にいませんでした？

会いたくて 会いたくて - 西野カナ

・うん。僕の星の本棚の中で10代に爆発的な人気の歌姫って調べたらこの方がヒットしたよ。ちょっと歌詞見てみましょうか。

・乙女やなあ。乙女の哀愁やわ。うん。やっぱり、表現は違えど、乙女の寂しさという面で、ちゃんみなの中には小さい西野カナがいるんだ。ちゃんみなのハレンチに戻るけど、ちゃんみなのハレンチは、好きな男にフラれて遊びまくってる女を描いてるよね。そして東京でいろんな人と遊んだけど何にもないという虚無感や寂しさを描いているのよ。対して西野カナの会いたくて 会いたくてはもう本音も本音。なんか10年前はストレートな歌詞ってのが流行ってたから。マジで西野カナの会いたくて 会いたくては何のオブラートも表現も演出もくせもいじらない、真っ直ぐな乙女の寂しさを描いてるね。

ボイスメモ No. 5 - ちゃんみな

・もうちょっとちゃんみなの曲を聴いてみよう。これは好きな男のボイスメモが残ってて、思い出したくないのに思い出しちゃうっていうやつですね。うん、めっちゃ乙女。平成の10代の歌姫と、例話の10代の歌姫は、表現は違えどどっちも乙女の寂しさを描いてて、10代の女の子は寂しさという感情を音にノせられると気持ちいいということなのかな。あ、変な意味じゃなくてね。

・というわけで今回はちゃんみなの下着を脱がせたら小さい西野カナがいたという発見を紹介いたしました。では僕は今一番強い女　Awichでも聞きます。

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