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【生産者インタビュー】農薬・化学肥料不使用のさつまいもを栽培! inBox農園 今井健人さん

こんにちは!広報担当の林です。
Pocket Ownersのnoteへようこそ♪

Pocket Ownersに参加くださっている生産者さんの熱い想いを、もっと皆さんに知ってもらいたい!ということで、オンラインインタビューを行いました。

今回は、農薬・化学肥料不使用のさつまいもを栽培する、inBox農園の今井健人さん。
農業を通して地域の活性化にも挑む、力強い目標も語ってくださいました。

Pocket Ownersを活用して、
さつまいも収穫体験などの子供が土と触れ合う機会を作ってみませんか?


-inBox農園ではどういったものを栽培しているのですか?

化学肥料や農薬を使わずに育てたさつまいもが中心になってます。

-なぜさつまいも栽培を始めたのですか?

最初は、僕が趣味で畑をやっていたときに隣のおじいちゃんから「さつまいもやってみな」って勧められたのがきっかけです。

-最初は趣味だったんですね!農家になるきっかけはなんでしたか?

野菜の栽培がすごく楽しかったっていうのが大きいですね。
趣味で畑を始めるきっかけになったのは、以前仕事でちょっと農地に携わっていて、そのとき農地に太陽光パネルがいっぱいあったり住宅になっていたり、自分が小さい頃見てた田んぼや畑の風景がどんどんどんどん変わっていっていると感じたんです。
それが寂しいなっていう思いがずっとあって、そのことを地元の同級生のお父さんと話してたら、「それなら一回自分でやってみたら」と言われて。畑を借りて実際に自分でやってみたのがきっかけになりますね。

さらに、地元にも役に立てたらという思いもあって。農家になろうと決心しました。

-ゼロからの就農は大変だったのでは?

そうですね。もう本当に地元の方が先生で。いろいろ教えていただいています。やっぱり僕は農業経験がすごく少ないので、近所の方たちが「昔こうだったけど、最近は天気が変わってきたから、ちょっと考えないといけないね」とか、教科書通りのやり方ではなくて、いろいろ経験を教えてくれるので大変助かってます。

僕は、近所の方からすれば若い世代になるので、そういった人間が畑をやってるとすごく皆さん興味を持ってくれるので、いろんな方に声をかけていただけます。

-農薬・化学肥料不使用のさつまいもとはどういったものなのでしょうか?

最初は教科書通りにいろいろやって、薬とかも使っていたんですけど、この野菜を自分が食べたいかどうかって思ったときに、農薬を使わない野菜を食べたいなって思ったんですよね。
それで、できるだけ農薬を使わずにいろいろやってみて。最終的にさつまいもは農薬とか化学肥料を使わずに栽培できるやり方を何とか自分で見つけました。

-それはどういった工夫なのですか?

さつまいもの栽培は、よそから苗を買ってきて畑に植える方が多いんですけど、僕の場合は苗から全部自分で育てて、外から病気が入らないように防いでいます。
あとは、お米の力を借りてさつまいもを育ててます。米ぬかとか藁とか、お米からできる自然素材を使って肥料にしています。そこから、乳酸菌などさつまいもにいい栄養分が出たりするので、いろいろ研究しています。
周りにお米を育てている方も多いので、米ぬかとか藁とか、地元の方から譲っていただけるんです。地域で採れるもので栽培して循環していくといいなっていうのは思っています。

-いい循環ですね!でもこれを実現するためには困難もありましたよね?

まずお米の力を借りて育てるっていうのは、地元でやってる方がいなかったので、まずは自分で手探りで始めました。周りの方からも「それでさつまいもが育てられるの?」と言われましたね。
皆さんも最初は半信半疑だったんですけど、今は僕のやり方を真似される方もちょっと出てきたりしています。

去年農家として新規就農して、自分なりのものを見つけたつもりだったんですけど、それでもやっぱり場所が変われば出てくる病気とか虫とかが全然変わってくるので、畑ごとにいろいろトラブルがあったりして苦労しました。
1年目の反省を踏まえて、今年はどの畑も結構順調に育っているので、収穫が楽しみですね。

-農園のある岐阜県 八百津町はどんな場所ですか?

岐阜県の南に位置する美濃地方の中でも東の方に位置してまして、名古屋から車で約1時間くらいの場所です。
町の真ん中を木曽川っていう大きい川が流れていて、川と山に囲まれた自然豊かな町です。

特に僕がいる地区はお米作りが盛んです。ただ高齢化がなかなか深刻で、耕作放棄地が増えてきてるので、そういったところでは僕らの世代が頑張らないといけないと感じてます。

-今の農業の課題はなんだと感じていますか?

やっぱり自分の故郷、小さい頃から見てた風景っていうのが今どんどんどんどん変わってきてると思っていて。自然を僕の子供達の世代にもしっかり残してあげたいと思っています。
田舎の町なのに、田んぼや畑じゃなくて太陽光パネルの中を歩いて学校に行ってます。通ってました。なんていうのは悲しい話かなと思うんです。
農地が農地で活用されてる正しい姿で、これから先も残っていくといいなっていうのはすごく思ってますし、その為には農業がしっかり産業として成り立たないといけないと思ってます。

そのために、この地区でさつまいもが特産品ですって言えるようにおいしいお芋を育てていきたいなと思ってます。そうすれば、協力してくれる人が増えるでしょうし、地域としてにぎわいも出てくるので、いい循環が生まれるんじゃないかなっていうのは期待してます。

-子どもたちと農業の接点としては、さつまいもはすごくいいですよね

去年も収穫体験をしたんですけど、やっぱり小さいお子さんをお持ちの方なんかは子どもに土を触れさせてあげたいっていうのはすごくあると思いますよね。
もう親がそろそろやめようって言うくらい子どもも熱中して土に触ることに楽しんでくれていました。農業に触れるきっかけとしてはすごくいい体験を提供できるんじゃないかなと思ってます。

-inBox農園のさつまいもの強みはどんなところですか?

やはりお米の力を借りて作っているところが一番の特徴ですね。できるだけ自然の力を活かして化学肥料や農薬に頼らず、土の力を最大限引き出して育ています。そのおかげで乳酸菌がいい方向に働くので、甘くて美味しいさつまいもができます。

-農業のやりがいを教えてください

まず一つは野菜をお世話するっていうことですね。自分の子どもを育ててるみたいな気持ちにはなるので、やっぱり野菜が元気にキレイに育ってくれてるのを見るとこちらも嬉しくなります。
また、今まで草だらけだった場所に野菜が植わってていいわって、近所の方も言ってくれるので、農地を農地として活用することを自分で実践できてるっていうのが一つ地域貢献できてると思うし、やりがいに感じます。
また、有機農業のやり方とかを研究する中で、自分の考えを実際に行動に移して、トライアンドエラーで試行錯誤できるということもすごく面白いです。

-なぜPocket Ownersに参加しようと思ったのですか?

僕は農業だけをしたいっていうわけではなくて、農業を使って地域に貢献したいっていうのが大前提にあるので、農業の楽しさを伝えるために収穫体験などをやりたいと思ってたんですね。八百津町に人が来てほしいなと思いました。

-どういう人にシェアオーナーになってもらいたいですか?

さつまいもって皮まで食べても大丈夫な野菜なんですよね。なので、安心して丸ごと食べたいなっていう方であったり、さつまいもを食べるだけではなくて育てている過程も楽したいという方にご提供できたらいいなと思ってます。

inBox農園の今後の目標を教えてください

この八百津町に一大さつまいも産地を作って、さつまいもカフェみたいなのも作って、さつまいもの全てを余すことなく、皆様に楽しんでいただけるような農園を目指しています。

-シェアオーナーを検討している方に一言お願いします!

私たちの畑で採れたさつまいもは、スーパーに並んでいる野菜とはちょっと違う野菜だと思うので、おいしく楽しくさつまいもを食べてみたいなという方はぜひうちの農園にご縁をいただけると嬉しいなと思います。


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オーナー期間中にはオーナー特典として様々な体験や特典を受けることができます。
お子さんの食育に。ぜひPocket Ownersをご活用ください!


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