売り上げを、減らそう

今日、「売り上げを、減らそう」という佰食屋の中村朱美さんの本を読んだ。
売り上げに重きをおくのではなく、社員の事に重きをおく社員ファーストの理念に心を打たれました。
どんなに売れても1日100食しか売らない。早く売れたら早く帰ることができる。
ハード、ブラックと言われる飲食店の概念に風穴を開けた。

私自身、営業職をやっているので数字とは切っても切り離せない関係。
ノルマの達成は当たり前。それ以上はハイ達成度によって賞賛度が変わる。
ノルマ以上を超えたら、周りからの見られ方、上司からの扱いも変わる。
それは何事にも変えられ難く、とても甘美な気分になる。

そう始めの頃は、、、


それが、最近では、何が嬉しいのかがさっぱりわからなくなってしまった。

ノルマを達成しても嬉しくない。賞賛の声では満たされない。
むしろ数字を追いかければ追いかけるほど乾いていくばかり。


だから、中村さんのメッセージの数々が胸に刺さるのだ。

追いかける必要はない、じゃないか。
人が活き活きとして生きる。それでいいじゃないか。
足りない、足りないと一向に溜まることのない欲望という胃袋に
すぐに消化される達成感を詰め込むのはもうやめよう。

数字よりももっと大事なことがある。
意義を持って仕事をすること。
仕事という言い方もちょっと違うのかもしれないけど。

求めるものはもっと違うところにある。それが見えにくくなってるなって感じました。
それをまず、基準を下げることから、売り上げを減らすことから始めようと中村さんが教えてくれたように感じました。

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