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詩の作成日記

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記事一覧

詩集2 13 返答詩集2 13 日記詩集2 13 おまけトーク(手応えは消費ではなくて)

詩集
「自分を話すということ」

自分のことを話すのはとても勇気のいること
受け入れてもらえないかもしれないから怖い

わざと刺々しい言葉に包んで
放り投げてみたり

色んなとりとめもない話の中で
本当に伝えたいことを忍ばせてみたりする

だからこそ
分かってしまう

受け入れてくれるかどうかを
聴いてくれるかどうかを
心がちゃんと 見ているかということを

大丈夫そうと思ったら
ちょっと勇気を出

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詩集2-12 返答詩集2-12 日記詩集2-12 おまけトーク(人間関係、という代謝)

詩集
「だめでもいい 大丈夫だから」

自分がもうだめだと思った時に

したことがだめというだけかもしれない
自分がだめになったわけではないから

だめでも
大丈夫

だめだと思うことは だめじゃない

返答詩集
「夢の残り香」

変わると決意したとしても すぐに想いは消えてしまう
空っぽの自分が ぽつんと立っていて

生きることなんて
こんなものかと 立ち尽くしていた

目を開けば自分に足りない

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詩集2-11 返答詩集2-11 日記詩集2-11 おまけトーク(目覚め)

詩集
「願い」

どうすれば心に近づけるだろう
一緒に生きていけるだろう

声は遠い日の記憶
呼んでいた声

傷みに寄り添う時
自分も泣いていることに気づいた

今なら解り合えるような気がする

返答詩集
「咲いた花が揺れる理由」

帰り道の月明かりに照らされて
見上げる夜空に一人泣いた

どうして人はこんなにも残酷になれるの
傷つけたことにすら気づかないの

心ない言葉に 傷を抉られて
心を守れ

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詩集2 10 返答詩集2 10 日記詩集2 10 おまけトーク(私達は何にお金を払っているのだろう)

詩集
「寄り添う人」

色々やってみる
これもだめ あれもだめ
もうちょっとやったらできるかも

見守ってほしい
でも自分の力だけで歩いてみたい

風と光 あらゆる音と
見えるもの全てを感じてみたい

信じられる人に会いたい
信じてくれるなら歩きたい

哀しい顔を見たくないから我慢する
笑っていてくれるなら喜んでする

善も悪も 道標が違うだけ
示す人が違うだけ

分かったら自分で歩いていく
自分

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詩集2 9 返答詩集2 9 日記詩集2 9 おまけトーク(人という枝葉末節 世界という本質)

詩集
「その手を掴んで」

何も言わなくていい
でも見ていてほしい

言葉なんていらない
傍にいてくれるだけでいい

だめならだめって教えて
いけないことならそう言って

分かっているけど
見えていない時だってあるから

何て言えばいいのか
分からないことだってあるから

教えてほしい
ここにいても大丈夫だということを

知らないことばかりだから
自分の心に聞いても よく分からなくて

少しずつこ

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詩集2-8 返答詩集2-8 日記詩集2-8 おまけトーク(心が弱ったときの反応式)

詩集
「伸べた手」



できるかどうか分からないから不安になる
やってほしいけど やってみたい

誰かにこの不安を受け止めてほしくなる
失敗しても頑張ったねと言ってほしい

手を繋いだらできるようになるのかな

見ていて やってみるから
できなかったら教えてね

できるかどうか分からない
もう恐くない ちゃんと見てくれる人がいるなら

できたら褒めて
嬉しい心に寄り添って

上手くできないこ

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詩集2-7 返答詩集2-7 日記詩集2-7 おまけトーク(世界と調和しながら頑張る)

詩集
「聴くということ」

耳を澄ませるということ

言葉より声に 声より思いに
思いの溢れた 心という場所に

両手で受け入れるように

手を伸ばして
触れたものを知る

大切にしたいから
傍にいるということ

返答詩集
「花は光を灯して」

傷つけられて
痛みを感じたことに戸惑い
信じていた世界に罅が入る

信じられるものが 信じられなくなっていく日々は
紡いできた糸が解れて 消えてしまうよう

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詩集2-6 返答詩集2-6 日記詩集2-6 おまけトーク(絶対に分かるわけないと思いながら)

詩集
「褒めた先に あるもの」

認めるということ

自分の善いところも
悪いところも

目を背けずに
受け入れるということ

許せる人に なれるように

返答詩集
「朝と夜の間に」

大地に倒れこむ
体を起こす力も残っていない

探し続けたものは手に入らなかった

彷徨い 涙し 傷ついて
癒えることのなく歩き続けてここまできた

ずっと寝ていたい
覚めることのない夢を見ていたい

風が草木を誘い

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詩集2 5 返答詩集2 5 日記詩集2 5 おまけトーク(ルーティンを手放してバランスをとる)

詩集
「失敗の意味」

子どもの時にしかできない失敗が
きっとたくさんある

今のうちに できる限り泣いて 笑って
たくさん走って 遊んで
いっぱい怒って 叱られて
その倍くらい抱きしめてもらって

大人になったら
生きていてよかったと
思えるように

返答詩集
「変わり果てた空に」



雲は流れて 風に流されて
形を変えて 心のように旅をする

不安に振り返った道は どこまでも平坦で
見慣

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詩集2-4 返答詩集2-4 日記詩集2-4 おまけトーク(芸術とは感性を育むこと)

詩集
「境界線」

何を言ったらいいだろう
何を伝えたらいいだろう

真っ白な雪のような世界に
善も悪もない輪郭に

引いた線は
全てではなくて
絶対ではなくて

今まで生きてきて
感じてきた世界というだけのこと

世界に分け入ることに臆病になる
もしかしたら この手が損なってしまう気もして

言わなければ分からない
示さなくては伝わらない

できなくてもいい
嫌でもかまわない

言うことを聞かな

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詩集2 3 返答詩集2 3 日記詩集2 3 おまけトーク(おかげさまで)

詩集
「答えは自分が知っている」

自分の人生は自分で背負うもの

手を繋いで一緒に行けるのは
答えを出す場所までだから

不安になって
どうしていいのか分からないことも
きっとたくさん出てくる

だから出会える
今は知らなくても
歩むべき未来に

返答詩集
「誰かのための虚しさ――その矛盾」

圧倒的な闇夜のように訪れる
この虚しさはなんだろう

本心は隠せない
涙が散るような朧月

揺らめいて

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詩集2-1 返答詩集2-1 日記詩集2-1 おまけトーク(しんどさの正体について)

詩集
「君の傍に」

歩いていくほどに遠ざかって
遙かな場所に置き去りになっていて

見えなくなってしまった

大事なものだから
胸に抱いて いつも思い出していた

想いは色褪せていく
いつのまにか薄れていく

遠い記憶
彼方に消えたはずの流れ星

すくい取れない宝石
取り戻せない涙

思い出の隙間を辿るように
探すように手を伸べて

奥底の自分自身を見つけたら
何を伝えられるだろう

零した願い

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詩集2-2 返答詩集2-2 日記詩集2-2 おまけトーク(循環的な人間関係に身を置くということ)

詩集
「歩み」

どうすれば大切にできるだろう

受け取った言の葉を
両手に包んで差し出せたら

伝わるのだろうか

返答詩集
「光が照らす雨夜の月」



夜空に消える流れ星のような

胸に抱き続けて
叶わない夜空に零した光

孤独と夜を愛した星の空

朝陽の眩しさに目を背けて



夜空の星が照らしてくれる道を――信じることができたから
朝陽の光に導かれるように――歩んでいた

世界という

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日記詩集1-43 おまけトーク(人間関係という変化を楽しむ)

「時々」

時々 生きていて悲しくなる
誰かのために生きているということが
たまらなく悲しくなることがある

虚しくなることがある

誰かのためで手一杯
自分のことは後回し

いつの間にかぼろぼろに疲れている
一生大事にできないのかもしれない

――それでも
少しずつ拾い集めるために
歩み出す

こんな自分でも 大事にできるなら
この世界に 大切にできるものがあるなら

希望と呼べるかもしれないの

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