1頁 「一歩踏み出して見えた世界」
Ⅰ
一歩踏み出すことは
時間が経つほど 簡単では
なくなるかもしれない
胸の中でたまった重さを
捨てることも 抱えることも きっと同じ
誰かのための自分じゃない
自分のための自分
そうやって生きていくだけの強さが うらやましい
光はどこに差し込んでいるだろう
目指した場所に 何が あるのだろう
Ⅱ
言葉に触れることが好きで
言葉にすることに臆病で
その一歩はまるで冒険で
たったそれだけで 人生は変わるかもしれない
細心の注意を払って言葉を選んで
発した言葉に神経