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書籍【いちばんやさしいチューバレッスン】呼吸のためのストレッチ寄稿を振り返る

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いちばんやさしいチューバレッスン〈キミのはじめての音をつくる本〉
木村仁哉著   ONKYO PUBLISH 発行
2012年9月25日初版発行

TUBA奏者木村仁哉さんの教則本に呼吸のためのストレッチを寄稿させて頂いたことがあり改めてその内容を振り返ってみました。

まずは木村仁哉さんのプロフィールはこちらです。

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木村仁哉 Jin-ya Kimura
チューバ奏者。東京都出身。東京芸術大学卒業。稲川榮一氏に師事。大学在学中より本田祐也率いるチャンチキトルネエド(2013年活動休止)のメンバーとして活動する。2013年にあまちゃんスペシャルビックバンドとしてNHK紅白歌合戦に出場。星野源、RADWIMPSなど様々なアーティストや、映画、TVドラマ等のレコーディングに参加しており、2019年の大河ドラマ「いだてん」ではテーマ曲などの演奏に加え出演もしている。これまでに蜷川幸雄演出の舞台や、Eテレ「ムジカピッコリーノ」、テレ朝「関ジャム」などに出演した。

著者との出会いは振り返れば同じ小学校に通う友人であったということであります。それぞれが専門家として成長し、身体の相談を受けたりする中から私の主宰する『呼吸しやすいカラダづくり』ワークショップに参加してくれたりするような関係に変わって行きました。コンクールの直前にぎっくり腰になって困っているところを何とか歩けるようにしたり、パーソナルトレーナーとクライアントのような関係でありました。チューバのための教則本を書くから原稿を寄稿して欲しいと依頼されたのがこの本のきっかけです。その時にも身体のコンディションが演奏にも影響するから楽器を練習するだけではなく、当たり前に身体を動かす習慣も身に付けて欲しいというメッセージを受けた記憶があります。市場調査のためにも楽器の教則本を読み漁ったが呼吸に関するストレッチが紹介されている教則本は2012年当時はなかったと思います。

この書籍の中で浅井は担当した呼吸のためのストレッチは4ページです

構成
1.呼吸の仕組み
2.調子の確認「呼吸編」
3.肋骨のストレッチ①から④
4.背骨全体のストレッチ
5.身体全体の伸び


事前チェック→ストレッチ→事後チェックという流れで進めて行くように紹介しています。目指すところとしては演奏前(練習前)の調子の確認であり準備体操として取り組んで欲しいです。練習する時には毎日同じ調子であると技術練習もしやすいということがあります。いつも身体の調子が変わると音を出すための技術も変わるのです。余計な調整が必要ないとも言えます。準備体操をすることはスポーツでは当たり前のことではありますが芸術分野でもその習慣を取り入れて欲しくてこの構成にしました。

プログラムの内容としては肋骨・背骨のストレッチという骨がストレッチされたら大変ですよ。。という名前になってますがそれぞれを動かすのに関わる筋肉をストレッチするプログラムとなってます。肋骨を横に倒したり丸めたり捻ったり、実際の内容はここでは紹介しませんが我ながらシンプルにまとまっています。呼吸法と言った呼吸をすることの訓練も良いのですが肋骨周囲の筋肉は硬く可動性が落ちていたら肺は膨らまず空気は入ってきません。まずは肋骨動くようにしましょう。

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実際どれぐらいの方がこの本を手に取って頂いたのか分かりませんが、中学校の図書館や音楽室に置いてあってストレッチも当たり前にしているチューバ奏者が増えていれば嬉しいです。全国の中高吹奏楽部へ指導して回りたいぐらいの気持ちではいます。ご興味ある方は是非コメント下さい。



今後の『呼吸しやすいカラダづくり』ワークショップの予定はこちらです。
3月27日(土)13:30~16:00 @東京新宿
https://www.reservestock.jp/events/539341