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感謝されることと評価されることのジレンマ

このnoteを開いていただきありがとうございます。

留学生活も割と時間が経ってきて、これまで話したことがない人と話す機会も増えたし、友達が入っているコミュニティの別の友達と知り合う、なんてこともよく起きるようになってきました。

今回は現地の日本人同士で作ったLINEグルについて思ったことを書かせていただければと思っております。

日本人同士が異国の地で助け合うことはよくあることだと思いますし、これまで僕もそれに助けられてきた身です。なので今回も助け合いの意味で自分が知っている情報を共有しておこう、と思い日本人グルに僕が知っている情報を載せたことがありました。これを載せることでグルの誰かにとってはじめて聞く情報を提供できたり、それによって自分の生きがいである他人から感謝してもらえることにつながればいいなと思って載せています。


ただこれをすることが自分を苦しめていることにもなるんじゃないかなと少し感じました。


まずLINEグルには正規の日本人の方(アメリカの大学に通って、そのまま卒業される方)もいらっしゃいます。その方達がいるグルの中で、渡米して数週間の自分が情報を載せているわけです。

日常生活でも自分が初対面を気にしないタイプの人間なのでガツガツ知らない人とも喋りに行くし、それのおかげで自分のことを知ってくれている人も増えてきました。

これらのことが転じて「行動力ある、コミュ力高い、すごい」と周りの人から言ってもらえるようになりました。これ自体はすごくありがたいことですし、嬉しいことでもあります。
ただ同時に周りの人が捉えている自分の姿、ハードルがすごく上がっていることにもつながってしまうなと感じました。

日本にいたころ、特に大学に入ってからは新しいコミュニティに入るたびにこの悩みで苦労してました。ただそのコミュニティごとに

「あれ、こいつ結構子供だし、なかなかにポンコツだぞ?」

ということに気づいてくれる人がいて、その人が高くなってしまったハードル・理想像を壊してくれたおかげでこの悩みから解放されて楽に過ごせる仲間ができるようになりました。

1番直近の話で言えば、同じゼミの1人が些細なところから(本人がどこから気づいていたのかは知らないですが笑)僕が大したことないという事実に気づいたらしく、合宿の日を境にハードルを壊してくれて、それのおかげでかなり過ごすのが楽になりましたし楽にしてくれました。本当にありがとうございました。

少し脱線してしまったので話を戻すと、今はそのことに気づいてくれる人がいない状況で、なおかつ自分からそれを壊しに行く勇気と方法がないので、苦しんでしまっているのかなと思います。
ただ先ほどの例にもあったように些細なこと、タイミングからでもそれに気づいてくれる人がいれば、かなり過ごしていくのが楽になっていくだろうし、今よりもっと楽しい生活を送れるようになるんじゃないかなと思っています。

自分が会って間もない人からすごいと思ってもらった時のハードルの下げ方、深い関係性の作り方は、自分の内面をさらけ出せる人をその中で見つけて、最初はその人の力を借りながらでも段々と段々と自分の弱い一面を全体に見せていくことなのかなと感じました。

仮に弱い部分を見せたとしてもすごいと思ってくれる人はいるはずですし、何より人に感謝されたいという理由でやっているので、それが達成されればいいわけです。人に感謝されるためにとった行動で自分のハードルが上がってしまうジレンマも、最初は人の力を借りてでも壊していくことができれば、感謝される+自分の過ごしやすい環境が生まれるという最高の状況になっていくのではないかと感じました。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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