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日本人にとってハロウィンとは何だったのか

ここ数年、ニュースを観ているとハロウィンの日に街中でコスチュームを纏った人々が溢れ返っている映像を観たことがあるのではないかと思います。

なぜああなってしまったのか、あの人たちはどこで衣装に着替えるのか?

実は私自身、約10年間ハロウィンに浮かれていた人間なので、その裏側についてお話ししたいと思います。


日本のハロウィンの文化 1 ~コスプレのはじまり~

記憶を遡ること約10年ほど前。
当時私は心斎橋へ足を運ぶことがありました。

たまたま10月の30日に心斎橋へ出かけた時のこと。
コスプレをした人が何人も歩いていたのです。

中学2年生の頃からコスプレに興味があったものの、着る機会が見つからなかった私としては飛びつくような光景でした。

そうか、都会ではハロウィンにコスプレをして街を歩くものなのだ。と。

私の場合、特に何か情報を得たわけでもなく、街中の様子を見て認識したことがハロウィンの始まりでした。

翌年からハロウィン当日は、友達と一緒にホテルに宿泊してまでコスプレをして街を歩くようになります。


日本のハロウィンの文化 2 ~コスチュームを揃える~

およそ9月の後半に差し掛かると「今年はハロウィンはどうする?ハロウィンに何を着る?」という話を友達との間でメールでやり取りします。

なかなかコンセプトが決まらないのですが、そもそも私たちの場合はコンセプトを決めるということをしておらず、数年経った頃に街中で声を掛けてきた男性に「友達同士でコンセプトを決めないの?」と問われたことでようやく意識しはじめたという流れでした。

年々段取りがうまく行くようになったのかというとそうでも無く、年々ハロウィンを楽しむ人口が増えたがために、コスチュームを通販をしようとしても一か月後に発送、二か月後に発送といった在庫不足が続きました。

最も早い年で8月の終わりごろにはハロウィンのことを意識し始めなければならない状態にまで来ていたのですが、友達と私のメールのやり取りは非常に遅く、段取りが悪いまま、友達に至っては衣装が当日までに届かなかった年もありました。


日本のハロウィンの文化 3 ~ホテルの予約~

ハロウィンがある31日にホテルの予約を取ろうと各ホテルのホームページを開くと、安い部屋から順にほぼ埋まってしまっているという事態に焦っていました。

確か2010年代前半は2~3ヵ月前であれば、都会の中心部のホテルでも一人1泊3,000円~高くても5,000円以内で借りることができていたはずですが、2010年代後半に差し掛かった頃には
一人1泊10,000円を超える部屋しか残っていないことなどザラでした。

スケジュールの都合で1ヵ月前の予約になってしまった年があったのですが、その年に関しては一人1泊15,000円もする部屋に泊まりました。

朝食などのコースは何もついていない素泊まりで15,000円はなかなか高価なのではないかと感じたのですが、そこまでしてでも泊まる理由は
ハロウィンは年に一度しかない日だから」でした。
クリスマスや誕生日はいい加減であるにも関わらず。

ハロウィン当日は案の定、ロビーに出るとモンスターの溜まり場です。


なぜコスプレをするのか

なぜコスプレをするのか?

あまり深く考えたことも無かったのですが、やはり
普段とは異なる変身願望
から来ているのではないかと考えています。

どれだけ派手に着飾って好きなだけメイクをして街中を堂々と歩いても、ハロウィン当日は悪目立ちすることもなく許されるのです。

特にどこからか声がかかったわけでもなく、
何か偶然が重なってハロウィンを街中で楽しむ人口が年々増えて行った
のではないかと思います。

正直なところ、私の場合は
ハロウィンに関する打ち合わせ→衣装を買う→ホテルで衣装を着たりメイクをする
この過程までが楽しいのであって、当日は街中に出てもこれといってすることが無かったように思います。

ここに関しては人によると思います。
声を掛けあって男女が仲良くグループになって飲食店へ向かうなどの、新たな出会いの場としてコミュニケーションを楽しむ方もいますが、私たちの場合は自己満足タイプでした。

話しかけられてもコミュニケーション能力が足りない上に男性との会話を楽しむようなこともなかったので、声を掛けられても反応が薄いことから外国人と間違われて去って行く人なども見ました。


今後のハロウィンの傾向

近年、街中で都会で悪さをする人が目立つようになり、ハロウィンの印象が悪くなりつつあるような気がしていた中での今年のコロナウイルスでした。

体感として、
この一年が飛んだらそろそろハロウィンのブームが去り始めるのではないかと感じている
のですがいかがでしょうか。

以前、テレビ番組のカンブリア宮殿で“Loftが昨年からハロウィン関連の商品を置くのを辞めた”という話題についてとりあげた際に、あぁ、ハロウィンもそろそろ終盤に差し掛かっているかもしれないなと思いました。

特に日本は流行り廃りが激しいので、10年も持てば長い方だとは思います。

この約10年間、あれほどハロウィンのためにスケジュールを調節し、ハロウィンのために計画を練っていた、あれは何だったのだろうと自分自身の行動が不思議に思うところもあります。

私の中でハロウィンは、全ていい思い出です。


来年は世の中のハロウィン事情がどうなっているかはわかりませんが、私としては楽しめる範囲内でまたハロウィンを楽しめたらと思っています。







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