【#1】自己紹介

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△icon Design 麦倉

Thurston(サーストン)といいます。Lo-Fiなインストをつくる30代のお父さんです。1匹の犬、2匹野猫、妻と娘と東北で田舎暮らしをしています。簡単な自己紹介。

高校~30代まで

・高校生でバンドを組む/ドラムをたたく

・学生時代は音ゲーに明け暮れた(ドラマニ&ビーマニ)

・しょぼいノートPCでDTMを始める

・モバゲーにオリジナル曲を投稿したが世界の広さを知って挫折

・20代でボーカロイドに出会う

・パチプーしながらボカロPとして活動

【代表曲(ニコニコ動画)】

・上京してフリーライター&編集者として活動

・29歳くらいで結婚、岐阜県に移住

・何だかんだ24歳頃から、5年くらい音楽から離れる

30代

・いろいろあって地元の岩手県に移住

・31歳で音楽活動を再開

・子供が生まれる、そして不安障害を発症する

・持病の動悸を治めるために「Lo-Fi Hip Hop」を聴きまくる

・ぼくも作ってみたいなぁってなる

・手探りで作り始める

・大好きなFF14のLo-Fi Remixも作ってみる

・多少こなれてきたので今後も頑張る←イマココ

育児と闘病

2021年1月に第一子が生まれた。娘を可愛がっている反面、慣れない育児が嫌になったり、妻と揉めたりすることも増えた。子供を授かったことで、いかに自由に、自分勝手に生きてきたのかを痛感した。

ただ、問題は育児ではない。子供が生まれる直前、パニック障害を発症した。

何も前兆はなかった。ある夕方、仕事終わりにソファへ横たわり、妻の仕事の帰りを待っていた。するとどうだ、胸の息苦しさと激しい動悸にかられた。

胸がキューッと締められる感覚。一瞬で心筋梗塞をイメージした。

大の大人が声を出し、のたうち回った。完全にパニックで。生まれて初めて妻に「早く救急車を呼べ!」と怒鳴った。そして、「おかあ(母親)に連絡してくれ」と、情けない言葉も吐いた。

冗談ではなく、「死ぬ」と思ったのは初めてだった。医療従事者の姉がすぐに駆けつけてくれて、循環器にかかったが、心臓には何も異常がなかった。

医大にも毎日のように通った。検査をしても、何も問題がない。しかし、動悸や胸の苦しさは日を追うごとに加速し、睡眠もろくに取れなかった。あの日の夜だけは、死と隣り合わせだったと感じる。

厄介な症状

結論からいうと、初手のパニックが精神的なトラウマと化し、全身の筋肉が萎縮。背筋や横隔膜付近もガチガチに凝り固まることから、呼吸困難な状態になることがわかった。医者いわく、パニックを起因とした不安障害とのことだ。

あの日を思い出すから不安になり、パニックになる。結果的に筋肉が凝り固まり、呼吸しにくくなる。なるほど、精神的なものか。

あれから毎日、抗不安剤を飲んでいる。倦怠感と吐き気、頭痛、眠気は常に絶えず、慢性的な体調不良が数ヶ月も続いている。

絶望した。これから本格的に子育てが始まり、いずれは朝早く起きて娘を送り迎えしなければならない。そして、せっかく始めた音楽活動においては、就寝時間の関係でほとんど時間が取れない。1日2時間、自由な時間を取れるかどうかである。

娘を育てるためには金が必要だ。そして、将来娘に聴かせて褒めてもらうため、ひいては存在証明のために再開した音楽活動には、時間が必要だ。持病のせいで、自分はどちらも不自由である。実態のないものを憎んだのは、生まれて初めてのことだった。

とはいえ、妻は音楽活動に協力的でいてくれる。数少ない、昔から付き合いのあるファンの方も数人はいる。そんな人たちのため、娘のため、そして自分のために、持病とうまく付き合いながら、「やりたい音楽」を形にしていくのが、今の自分の生きる理由だ。

育児と音楽、治療

育児は初心者、音楽は素人である。完全な素人ではないが、ブランクもあるし、こなれたDTMerとはいえない。また1から再スタートである。

あらゆる人間活動は、健康的な身体の上に成り立つ。パニック障害&不安障害の発症は、それを痛感させる出来事だった。今後も持病と向き合いながら、自分のペースで音楽作品をリリースしていこうと思う。

活動にあたっては、単に作品を公開するだけに留めない。たとえば、フリーBGMとしてインスト曲を公開したり、Youtube向けのSE(効果音)を自作し、サンプルパックとしてリリースすることも視野に入れている。体調をみながら、できるだけ活動の幅を効かせたいと考えている。

まとめ

1日2箱タバコを吸っていたときよりも、浴びるほど酒を煽っていた時期よりも、今が不健康とは皮肉な人生だ。しかし、娘という希望、音楽にすがりながら、這いつくばるように日々を超えていく。

もしこの記事を読んでいる方がいれば。そんな父親であり、アマチュアミュージシャンでもある僕を、どうか見守ってほしい。応援してくれなんて、おこがましいことはいわない。

そっと、僕のつくりあげた世界に耳を傾けてくれたら嬉しい。コメントも無理にはいらない。僕たち無名なミュージシャンにとって本当に大切なのは、声なき声。つまり、遠くからそっと寄り添ってくれる皆さんなのだ。

今後もプライベートなことについて、不定期ながらnoteに綴っていく。

読んでくれてありがとうございました。

文:Thurston


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