見出し画像

子どもに「ダメ」と言う前に

子どもがとる行動のうち、本当にやってはいけない「ダメ」なことはそれほど多くはない。それなのに反射的に「ダメ」と制限したくなることが多々ある。なぜなのか。その理由を考えてみたら、意外と自分の都合で「ダメ」や「やめて」と思っていることに気がついた。

雨も降っていないのに傘をさして保育園へ行こうとする。毎回同じ靴下を履いて出かけようとする。どちらもやめて欲しい。保育園のスタッフやママ友、道行く人の目が気になるからだ。私の体裁の問題なので、自分都合の「ダメ」なのだ。

雨が降った後の砂場ではなるべく遊ばないで欲しい。スニーカーを履いているときには水たまりに入らないで欲しい。泥まみれの洋服やびしょ濡れのスニーカーを洗いたくないからだ。息子の行動そのものに非はない。私都合の「ダメ」なのだ。

そう考えていくと、やや極端かもしれないけれど、本当にやってはいけない「ダメ」なことは子どもの身の安全にかかわることや他人を傷つけるものに限られると思う。

子どもの行動範囲が広がって、できることが多くなるほど、「ダメ」と言う回数が増えている気がする。「ダメ」と思ったら、その気持ちの裏にある理由を考えてから「ダメ」や「やめて」と言葉にしたい。

#not書初め



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?