ポランスキー『水の中のナイフ』

映画 ポランスキー『水の中のナイフ』を観ました。

舞台の大半は一隻の水上ボートで、全体の3/4は一切何の突飛な事件が起こらず、ゆっくりゆっくりストーリーが展開する映画です。正直、終始退屈だと感じる人が多いような気がします。恐らく、即物的なものを追求する現代ではなかなか受け入れられないでしょう。
しかし逆説的ですが、平凡でつまらないとすら感じるのにも関わらず、吸い付くように夢中で観させる魔力を持っていて、何とも不思議な一作です。

この不思議の在処を探すべく、何回も観る必要がありそうです。

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