今日の妻自慢 #43 学校帰りに自転車で寄った公園の思い出

妻とのファーストデートは高校1年生までさかのぼりますね。
自転車に乗って家の近くの公園で寒い中、話したことを思い出します。

家に上がり込む勇気はまだなかった

今思うと2月か3月という寒さもピークのころに公園でのデートは、制服がスカートだった当時の彼女にとってはとってもつらいものだったかもしれません。女性と付き合うということを理解できていなかった当時の私は、相手のことを気遣う余裕もありませんでした。

一番に気にしていたのはおそらく「彼女の実家にはまだ行けない」という思いでした。幸いにして私も彼女も携帯電話は持っていたため、実家に電話してお父さんが電話に出るという昔ながらの通過儀礼は経験しなくて済みました。しかし、実家に行けば家族の誰かしらがいると思うと、付き合いたてのデートに彼女の家に上がり込むということは思いもしなかったはずです。

一緒に話せるだけで満足だった

バイトをしているわけでもない高校生では、こじゃれた喫茶店のデートなんかはできるはずもなく。田舎の高校生が出来るデートなんかたかがしれています。
また、周りにことさら同級生に隠すこともありませんでしたが、自慢気に人が集まる場所へ行くのも照れ臭い。いろんな思いが煮詰まった結果の、真冬の公園だったのかもしれません。

付き合う以前にメールでの連絡は取りあったり、学校生活の中でもちょっとした交流はあったものの、相手の好きなもの嫌いなもの、まだまだ知らない状態の二人です。付き合いたてのころは、まず話ができるそれだけで良かったんです。
彼女と話して、お互いに知らない中学時代の思い出や、それぞれのクラスの出来事なんかを話す他愛もない時間はとっても楽しかった思い出があります。

青春時代の思い出が詰まった近所の公園

初めのデートスポットは大人になった今では行くこともありません。初めのデートスポットが大人になっても頻繁に遊ぶスポットだったなら、もしかすると初めてのデートの印象が薄れてしまうこともあったかもしれません。

しかし、私にとってはあの公園は特別なものとして残っている気がします。少なくとも私にとっては、たまに車を運転して通りがかったときには当時のことを思い出すこともあります。「あの時は自転車だったなー」とか「寒いのを言い訳にして手を握ったっけなー」とか。

高校生活という戻ってこない特別な時間で、初めてのデートという特別な瞬間を過ごせた場所のことは、きっとこれからも忘れないのだと思います。

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